設立趣旨
大阪は古くから洋の東西を問わず、さまざまな国々との交流があり、その拠点として発展してきており、殊に1970年の万国博覧会を契機に、国際化は一気に進展、海外からの留学生も年々増加し、中でもアジアからの留学生が際立っています。
当財団を設立した1991年当時、わが国では10万人を目標に外国人留学生を受け入れることとされていましたが、その受け入れ体制の整備が重要課題となっていました。
その状況に鑑み、設立者である株式会社ソフト99コーポレーションとその関係者は、これまで社会から受けた恩恵に報いるため、1991年5月、大阪府内のアジアからの留学生に対し、経済的負担を少しでも軽減し、安心して勉学に専念できるよう奨学援助を行うため、当奨学基金を設立しました。
日本とアジア諸国が将来にわたってより良い信頼関係・友好親善を築いていくには、人材育成・教育振興への支援こそが最重要課題であるとの信念に基づき、現在まで継続し活動しています。
財団概要
名称 |
公益財団法人ナインティナイン・アジア留学生奨学基金 |
設立 |
1991年5月1日 (2014年4月1日 公益財団法人へ移行) |
代表者 |
理事長 田中 秀明 |
所在地 |
〒540-0012
大阪市中央区谷町2丁目6番5号 ソフト99ビル内
TEL. 06-6942-8761 |
事業内容
目的 |
大阪府内の大学及び大学院に在学するアジアからの留学生で、理工系の分野を専攻する学生に対し奨学金を給付し、わが国とアジアの国々との国際理解及び国際親善を担う人材育成により、教育、文化、学術の相互発展向上に寄与することを目的とします。 |
事業 |
(1)大阪府内の大学及び大学院に在学するアジアからの留学生で、理工系の分野を専攻する学生に対する奨学金の給付
(2)その他この法人の目的を達成するために必要な事業 |
奨学金の給付 |
- 【対象者】
- 当財団が指定する大阪府内の大学及び大学院に在学するアジアからの外国人留学生で理工系の分野を専攻する者
- 【指定校】
- 大阪府内の理学部、工学部、理工学部のある大学うち、毎年理事会において決定
- 【給付額】
- 月額50,000円
- 【期間】
- 正規の最短修業年限まで
- 【募集方法】
- 毎年指定大学に奨学生募集要項を送付し、各大学で公募の上、当財団の定める基準を満たす者を推薦していただく
- 【選考方法】
- 奨学生選考委員会の選考を経て理事長が承認
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奨学金支給人員累計
1991年の設立より31期にわたり、延べ527名の留学生を支援してまいりました。
事業計画で決定した予定支給人員を充足させるため採用活動を行った活動実績となっています。
奨学金支給人員累計
1991年度 |
10名 |
1992年度 |
12名 |
1993年度 |
10名 |
1994年度 |
19名 |
1995年度 |
11名 |
1996年度 |
12名 |
1997年度 |
15名 |
1998年度 |
16名 |
1999年度 |
16名 |
2000年度 |
14名 |
2001年度 |
14名 |
2002年度 |
14名 |
2003年度 |
15名 |
2004年度 |
18名 |
2005年度 |
13名 |
2006年度 |
15名 |
2007年度 |
21名 |
2008年度 |
12名 |
2009年度 |
20名 |
2010年度 |
14名 |
2011年度 |
12名 |
2012年度 |
13名 |
2013年度 |
16名 |
2014年度 |
15名 |
2015年度 |
14名 |
2016年度 |
17名 |
2017年度 |
12名 |
2018年度 |
18名 |
2019年度 |
19名 |
2020年度 |
18名 |
2021年度 |
37名 |
2022年度 |
22名 |
2023年度 |
25名 |
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奨学生出身国
中国や韓国をはじめ東南アジア~西アジアまで、幅広い国々の学生を支援しています。