平素より当社グループの事業活動に格段のご理解、ご支援を賜り厚くお礼申し上げます。当中間連結会計期間におきましては、不安定な国際情勢や円安などを背景としたエネルギー・原材料価格の継続的な上昇によって賃金を上回る物価の上昇がみられることから景気の先行きは予断を許さないものの、社会活動の正常化による個人消費の回復やインバウンド需要の増加により、経済活動は緩やかな回復基調にあります。
当社グループにおきましても、ファインケミカル事業の主要得意先である小売業界では、気温の高い日が続いたことから季節商品の販売や、防災意識の高まりから防災関連商品の販売が好調に推移いたしました。しかしながら、ファインケミカル事業の一般消費者向け販売では、酷暑による洗車機会の減少や、前期に足回り関連の出荷が好調だった反動を受けてボディケア製品の販売が低調に推移しました。また、ロシア向け他社製品販売から撤退したことから、海外向け販売全体でも低調に推移しました。
ポーラスマテリアル事業の主要用途である半導体関連では、世界的な生成AIの急速な普及に伴い、ロジック半導体向けやHBM向けの需要が継続しています。その結果、ポーラスマテリアル事業の半導体向けでは、主に韓国や台湾など海外向けの出荷が好調に推移しました。
このような中、当社グループは第7次中期経営計画「Evolve!!」の2年目を迎え、販売・開発の両面で様々な取り組みを進めてまいりました。その結果、当中間連結会計期間の実績においては、前期実績に対して売上高がやや下回る形で推移したものの、営業利益は上回る進捗で推移しております。
今後とも当社グループは、「生活文化創造企業」の経営理念のもと、日々のくらしに役立つ新たな生活様式の創出を目指し、事業活動に取り組んでまいります。
みなさまにおかれましても、引き続きご支援とご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2024年11月
株式会社ソフト99コーポレーション
代表取締役社長
田中 秀明