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車の雪下ろしが必要な理由とは?行う際の手順や注意点なども解説

車に雪が積もったままでは、自車と後続車の視界が塞がれることになります。場合によってはトラブルが発生することもあるものの、どのように雪下ろしを行えば良いか分からずに悩んでいる方もいるでしょう。今回は、車の雪下ろしが必要な理由や注意点などについてみていきます。

車の雪下ろしが必要な理由

車に雪が積もっている画像

ここでは、車の雪下ろしが必要な理由をみていきましょう。視界が塞がれるだけでなく、荷重によって車のボディにも影響がある点に注意が必要です。

①視界が塞がれてトラブルの原因にもなる

車に積もった雪を取り除かずに走行した場合、加速や減速時に雪がフロントガラスに落ちるため、視界が塞がれる可能性が高くなります。また、ライトに雪が積もっていると夜間の視認性も低下してしまいます。

走行中に屋根の雪が後ろに飛んだ場合には、以下のようなリスクがある点も知っておきましょう。

  • 後続車の視界を塞ぐ
  • 吹き飛んだ雪に後続車が乗り上げ、事故やトラブルにつながる

雪が積もったままの走行に関しては、地域によって罰金を科されるケースもあります。

②雪が積もったままだとボディがへこむ

車に1メートル以上の雪が積もった状態のまま、雪下ろしをしなかった場合には、以下のような悪影響があります。

  • ルーフやボンネットがへこむ
  • フロントガラスが割れる

運転しない場合でも雪が積もった際には、放置せずに雪を取り除きましょう。

雪下ろしを行う際の手順と注意点

車の雪下ろしをしている画像

ここでは、雪下ろしを行う際の手順と注意点をみていきます。

①雪下ろしを行う際の手順

雪下ろしを行う際の手順とポイントは次のとおりです。

1.車に積もっている雪を大まかに下ろす

スノーブラシを使用し、以下のように上から順番に雪を下ろしましょう。
例:ルーフ→フロントガラス→リアガラス→ボンネット→トランク

2.エンジンを稼働させる

雪を大まかに下ろした後は、エンジンを稼働させ暖房をかけます。ドアが凍結している場合は、無理にこじ開けるとゴム部分が破損するリスクがあるため、ゆっくりと慎重に開けましょう。凍結防止スプレーで凍結を防ぐ方法も効果的です。

3.車に残った雪を下ろす

車のエンジンを稼働させ暖房をかけた後は、車に残った雪を下ろします。運転に支障がないようにウインカーやライトについた雪も忘れずに取り除きましょう。

②雪下ろしの注意点

雪下ろしの注意点は、3つです。1つ目の注意点は、ワイパーを立ててから雪下ろしを実施するという点です。ワイパーを寝かせたままでは、スノーブラシが引っ掛かり破損するリスクがあります。

2つ目は、熱湯やお湯を車のガラスにかけないという点です。温度差によって、破損するリスクがあることに加え、お湯や水が再凍結を起こす可能性もあります。

3つ目の注意点としては、雪は車の左右に落とすことを徹底しましょう。前に落とした場合は、進路が塞がり、後ろに落とすとマフラーに雪が詰まる原因となるためです。

雪下ろしの負担を軽減する方法

雪下ろしの負担を軽減する方法をみていきます。

①ボディカバーを使用する

雪が降る前にボディカバーを被せ、降雪したタイミングで外せば、楽に雪下ろしを行うことが可能です。積雪量が多い場合は、雪を取り除いてからカバーを外すと雪の飛散やカバーの損傷を防げます。

車の雪下ろしを面倒に感じるといった場合には、凍結や霜も予防できるため、使用を検討してみましょう。

②コーティングしておく

車にコーティング剤やワックスを使ってコーティングしておけば、ホコリや砂などの不純物がつきにくくなり、車をキズつけずに雪下ろしを行えます。軽い積雪であれば、スノーブラシで軽く払うだけで雪を簡単に取り除けるため、負担を軽減したい方はコーティングも検討しましょう。

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