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車のステッカーの剥がし方は?貼られているステッカーの種類も解説

車には、自分の好みに合わせてステッカーを貼ることができます。しかし、汚れが蓄積され、新しいものを貼りなおしたいといった場合に、どのような対応が必要かわからないというケースもあるでしょう。今回は、車に貼られているステッカーの種類やステッカーの剥がし方などについてみていきます。

車に貼られているステッカーの種類とは

車に貼られているステッカーの画像

ここでは、車に貼られているステッカーの種類を解説します。大きく分けて表示しなければならないものと、制限のあるものに分かれる点は知っておきましょう。

①検査標章と自動車保管場所標章

検査標章は、「新規検査、車検を受けて保安基準を満たしている」ことを示すものです。トレーラー以外の車は、正面から見える位置への貼り付けが義務付けられています。

また、自動車保管場所標章は、車庫証明を受けた車であることを証明するステッカーです。一般車両では車の後面ガラスに貼ります。貼り付けが法律で義務付けられているものの、貼られていなくても罰則はありません。

②点検日を示すステッカーとエコカーのステッカー

点検日を示すステッカーは、定期点検を受けた証しであり、次回の点検日が記載されています。エコカーステッカーは減税の対象であることを示す役割があります。貼り付けは義務付けられておらず、ステッカーがなくても税制面の優遇を受けられる点は知っておきましょう。

③後付けのステッカー

趣味でキャラクターやデザインのステッカーを貼る方も多くいます。しかし、後付けのステッカーはフロントガラスとサイドウィンドウには貼れません。仮に貼った場合には、罰金の対象となります。

車のステッカーの剥がし方

ここでは、車のステッカーの剥がし方をみていきましょう。

①ドライヤーやお湯を使用する

ドライヤーを使用すれば、ステッカーの粘着面が柔らかくなるため、剥がしやすくなります。ピンポイントでシールを温められることに加え、加熱温度をある程度は調節可能です。
また、お湯でもステッカーを剥がしやすくなります。お湯を使用する場合は、水を80度前後まで加熱し、ステッカーにかけて柔らかくなった段階でゆっくりと剥がしましょう。

②スクレイパーを使用する

スクレイパーは、先端に薄いヘラ状の刃がついている道具です。特長としては、削るように剥がしていくため、ガラスや塗装をキズつけるリスクがあります。そのため、スクレイパーを使用するときは慎重に作業を行いましょう。

③ステッカー剥がし液を使用する

ステッカー剥がし液は、のりを溶かす溶剤が内部に浸透することで、簡単にステッカーを剥がせます。ただし、使い方を誤った場合には、跡が残ってしまいます。そのため、取扱説明書に記載されている正しい方法を確認することが大切です。

車に後付けステッカーを貼るデメリット

車にステッカーをはっている画像

ここでは、車に後付けステッカーを貼るデメリットをみていきましょう。貼る位置の検討が必要なことに加え、法的に問題があるケースもあります。

①車検に通らない

後付けステッカーは、車のどこにでも自由に貼れるものではありません。貼る場所によっては車検に通らないリスクがあります。たとえば、フロントガラスと運転席、助手席のガラスにステッカーを貼った場合には罰金が科される点は知っておきましょう。

②買い取り価格が下がる

車はキレイな状態あればあるほど、買い取り価格が高くなる傾向です。しかし、ステッカーを貼るとキズを隠していることが疑われるだけでなく、貼っている箇所と貼っていない箇所で塗装の経年劣化に差が生じてしまいます。そのため、マイナス査定になりやすくなる点はデメリットのひとつです。

③車にキズや跡が残る可能性がある

ステッカーは、剥がすときにキズやステッカー跡が残るリスクがあります。また、変色するケースもあるため、ステッカーを貼る前によく検討しましょう。

 

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