チャイルドシートにつく汚れは?パーツごとの洗い方なども解説
チャイルドシートはよだれや汗、食べこぼしなどさまざまな汚れが原因で汚れていきます。そのため、洗わずに汚れを放置した場合には、汚れが落としにくくなることに加え、清潔な状態を維持できなくなってしまいます。今回は、チャイルドシートにつく汚れやパーツごとの洗い方などをみていきましょう。
チャイルドシートは洗うことができる?
ここでは、チャイルドシートを洗えるかどうかについてみていきましょう。
①本体は水洗いできない
チャイルドシート本体の水洗いは避けましょう。サビやカビが発生するリスクがあることに加え、正常に機能しなくなる可能性があります。そのため、本体の汚れが気になる場合には、掃除機やブラシなどで手入れを行うことを推奨します。
②シート部分は洗える仕様になっている製品が多い
大半のチャイルドシートは、シート部分であれば洗うことが可能です。カバーやクッションなどのパーツごとに分解もできます。カバーや保護マットなどは洗濯機や手で洗うこともできるため、汚れを発見した場合は放置せずすぐに対処しましょう。
シート部分は、専用クリーナーによるクリーニングでも対処可能です。
チャイルドシートにつく汚れ
ここでは、チャイルドシートにつく汚れについてみていきます。新生児~6歳未満までは着用が義務付けられていますが、どのような汚れが発生するのかを知っておきましょう。
①汗・よだれ・鼻水
汗やよだれなどの汚れは見た目ではわかりにくいですが、小さい子どもがチャイルドシートを使用している場合、これらは避けられない汚れといえるでしょう。子どもはよだれや鼻水がついた手でシートをさわることに加えて汗をかきやすいため、定期的な掃除が必要です。
②食べこぼし・静電気汚れ
食べ物や飲み物といった食べこぼしの汚れは、時間が経つと落としにくくなります。また、車内の湿度が高くなるとシミの部分からカビが繁殖するリスクがあるため、早めに汚れを落としましょう。
静電気汚れは、静電気によって発生する黒ずみの汚れです。付着してから時間が経っていない場合は、拭けば落ちるケースがあるものの、時間が経過するほど落ちにくくなります。仮に時間が経ってから対処する場合には、網の目が組み合わされて構成されているメラミンフォームを材料とするメラミンスポンジを使用する必要がある点は知っておくとよいでしょう。
③土・砂・泥・カビ
子どもが外遊びをするようになった場合は、衣服や靴などに土や砂、泥などの汚れがつきます。時間が経過するほど落ちにくくなるため、早めの対処が必要です。
カビ汚れはシートベルト部分に出やすく、黒い点や白く浮き出ることに加え、落ちにくいといえます。水では落ちず、酸素系漂白剤や消毒用エタノールが必要となります。また、車内に広がる可能性もあるため、見つけ次第、対処しましょう。
チャイルドシートのパーツごとの洗い方
チャイルドシートのパーツごとの洗い方をみていきましょう。
①カバー・保護マット
カバーと保護マットは外せるものが多いため、洗濯機か手洗いで対処しましょう。使用する道具は、洗濯用のブラシか使い古しの歯ブラシ、中性洗剤、手洗い用のタライがあれば問題ありません。洗う順番は次のようになります。
- カバーと保護マットを外す
- ブラシで表面の汚れを取り除く
- つけおき洗いを行う
- 洗剤の成分が残らないようにすすぎを行い脱水する
手洗いの場合は、優しく押すような洗い方で洗剤の成分を落としましょう。どちらの場合も乾燥はしっかりと行う必要があります。
②クッション・ベルト
クッションはタオルで拭けば、掃除が完了します。拭く前に粘着シートやコロコロ、掃除機などでホコリや髪の毛を取り除くと、汚れが落ちやすくなるでしょう。ただし、汚れがひどい場合は、手洗いが必要になります。
ベルトは、次のような順番で掃除を行いましょう。
- ブラシで表面の汚れをこすり落とす
- 外せる場合は、中性洗剤を入れたぬるま湯につける
- 外せない場合は、うすめた中性洗剤につけた布で汚れを拭き取る
水気はカビの原因となるため、どちらのパターンでもしっかり乾燥させることが大切です。
③本体
本体に関しては、ゴミやホコリを掃除機で吸った後にタオルで水拭きを行いましょう。しつこい汚れであれば、メラミンスポンジを使用すると、汚れが落ちやすくなります。完了後は除菌スプレーを使用すると、菌の繁殖も防げます。