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車のエアコンが臭う原因とは?臭いがする場合の対処法なども解説

車のエアコンを稼働させた際、吹き出し口から嫌な臭いがするケースは少なくありません。しかし、嫌な臭いがしてもどのように対処すればいいのかわからないという方もいるでしょう。今回は、車のエアコンが臭う原因とそれを放置した場合の影響、臭いがする場合の対処法などをみていきます。

車のエアコンが臭う原因とは

ここからは、車のエアコンが臭う原因や臭いがする状況を放置した場合の影響をみていきましょう。

①エアコンが臭う原因は内部のカビ
臭いの主な原因はカビです。外気と車内で温度差がある場合、エアコンの中に水滴が溜まり、その状態を放置することで、カビや雑菌が発生し、エアコンを稼働させた際に嫌な臭いがします。

②カビが発生しやすい時期
カビが発生しやすい時期は、エアコンを使用することが比較的少ない春と秋です。エアコンを使用しなかった場合、エバポレーター(エアコンガスが気化するパーツ)に発生した水分の入れ替えが起きず、湿度の高い状態が続くため、カビが発生しやすい環境となり、エアコンを使用する夏や冬の使い始めに臭いを感じるケースが多いのです。

③臭いがする状況を放置した場合の影響
カビが発生した臭いのするエアコンをそのままにするのは、車内にカビの胞子を撒き散らし、そのまま放置するのと同じです。臭いによる不快さを感じるだけでなく、アレルギーなどさまざまな症状を引き起こすことも少なくありません。

エアコンから臭いがする場合の対処法

車のエアコンが臭う原因とは

ここでは、エアコンから臭いがする場合の対象法についてみていきましょう。

①暖房を使用して内部を乾燥させる
暖房の使用によって、エアコン内部を乾燥させるとカビが発生しにくくなり、嫌な臭いを抑えることが可能です。乾燥させる手順は、エンジンをかけた後にエアコンを切って窓を全開にし、その後5分~10分程度エアコンを最高風量・最高温度で暖房運転させると完了となります

②消臭スプレーを使用する
エアコンの吹き出し口付近に臭いの原因がある場合、カーエアコン用消臭スプレーの使用で手軽にメンテナンスを行うことができます。消臭スプレーを使用する際の手順は次の通りです。
1.エアコンを内気循環に設定する
2.エアコンを切った後に窓を開けてエンジンを切る
3.吹き出し口にスプレーを吹き付ける
4.エンジンを起動し、エアコンをつけて5分~10分換気を行う
消臭スプレーには、タバコ用や香りがついているタイプなどさまざまな商品が販売されているため、状況に適したものを選びましょう。

③プロへ洗浄を依頼する
自分で解消できないと感じた場合、プロにエアコンフィルターの交換とエバポレーターの洗浄を依頼しましょう。依頼することで、時間も手間もかけずに臭いの原因となるカビを取り除き、臭いの発生を抑えることが可能です。
自分で対処できない場合でも放置せず、衛生的な車内環境を保つためにもプロへの依頼を検討してみましょう。

車のエアコンの臭いの予防方法

車のエアコンの臭いの予防方法

ここからは、車のエアコンの臭いに対する予防方法についてみていきましょう。

①車内を定期的に清掃する
定期的に車内の拭き掃除や掃除機がけ、ゴミの片付けなどを行いましょう。エアコンを内気循環に設定している場合、車内のゴミやホコリを吸い込むことになります。そのため、車内を清潔な状態にしておけば、車内で発生する臭いを抑えられ、エアコン内部のカビの増殖防止にもつながります。

②オフシーズンでもエアコンを稼働させる
オフシーズンでも適度にエアコンを使用し、除湿すれば車内のカビ繁殖を抑えることが可能です。春や秋などのオフシーズンでも、1カ月に1回程度はエアコンを数分間稼働させましょう。

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