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ガラス系コーティング施工後に洗車機を使う際のポイントなどを解説

ガラス系コーティングの施工は、硬い被膜によってキズがつくにくくなる、ボディの輝きを長期間維持できるといったメリットがあります。しかし、施工後に洗車機の使用を検討している場合注意が必要です。今回はガラス系コーティング施工後に洗車機を使用する際のリスクやポイントについてみていきましょう。

 

ガラス系コーティング施工後の車を洗車機で洗う際のリスク

まずはガラス系コーティング施工後の車を、洗車機で洗う場合のリスクをみていきます。

①細かなキズがつく可能性がある
コーティング施工後の車を洗車機で洗う場合、ブラシで車の塗装面を強く擦るため、細かなキズがついてしまう可能性があります。一度の洗車では目立たないこともありますが、何度も洗車機を使用するとキズが増えて目立つようになってしまうリスクがあるという事は知っておきましょう。

②撥水性能が低下してしまう
洗車機を使用した場合、コーティングがダメージを受けて撥水性能が落ちる傾向にあります。撥水性能は洗車機を使用しない手洗い洗車の場合でも、時間の経過とともに劣化します。しかし、洗車機の場合はブラシによる強い摩擦で劣化のスピードが早くなりやすいという点に注意しましょう。

③ワックス剤などが付着する場合がある
ワックスは油に近い性質を持っているため、コーティング面に付着すると劣化を引き起こすうえに汚れがつきやすくなる可能性が高いです。また、洗車機は他の方も使用していることから、洗車機についたワックス剤などが自分の車にも付着するリスクがあるといえます。

施工したコーティングの種類によっては、洗車機の使用をNGとしているものもありますので、取扱説明書の確認やコーティング施工した店舗への問い合わせを行うようにしてください。

 

ガラス系コーティング施工後に洗車機を使う際のポイント

ガラス系コーティング施工後に洗車機を使う際のポイント

ガラス系コーティング施工後に洗車機を使う際のポイントについてみていきましょう。とくに、コース選択の場合はシャンプーや水、ブラシの種類などのチェックが必要です。

①コース選択
洗車機で水洗い洗車やシャンプー洗車以外のコースを選択すると、施工したコーティング被膜にダメージを与えてしまう可能性があります。コーティング被膜へのダメージを抑えるためにも、コースを選択する際には水洗い洗車やシャンプー洗車を利用しましょう。

②洗車機のブラシの種類
洗車機で使用されているブラシがプラスチックやナイロン製の硬いブラシである場合、コーティング被膜にダメージを与えやすくなります。そのため、キズがつきにくい柔らかい繊維ブラシやスポンジブラシ、ノンブラシの洗車機を選ぶことが大切です。

③コーティング施工後、しばらくの間は使用しない
コーティング施工後は、被膜が完全には硬化していません。この段階で洗車機を使用すると被膜にダメージを与えるリスクが高く、効果が大きく落ちてしまいます。そのため、コーティング直後は洗車機の使用を避けましょう。

 

ガラス系コーティング施工後は手洗い洗車が適している

ガラス系コーティング施工後は手洗い洗車が適している

ここでは、ガラス系コーティング施工後に手洗い洗車が適している理由をみていきましょう。

①キズが入りにくい
手洗い洗車では力加減の調節ができるため、細かいキズが入りづらく、摩擦によるコーティングの劣化も防ぎやすいです。ただし、手洗い洗車を行う場合でも、硬いブラシなどで擦るとコーティングが劣化する可能性があります。

②細かい部分を洗える
洗車機を使用する場合はドアミラーの内側やサイドガラスの一部は洗うことができませんが、手洗い洗車であれば、汚れがついている箇所を確認しつつ、細かい部分までキレイに洗えます。そのため、コーティング施工後の車に関しては、できるだけ手洗い洗車を行うことを推奨します。

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