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洗車で食器用洗剤の使用を控えた方が良い理由とは?洗車用洗剤との違いも解説

洗車に食器用洗剤を使用できないかと考える方もいるでしょう。しかし、食器用洗剤を使用した場合、車の劣化を引き起こす可能性もあります。今回は、洗剤の種類による違い、食器用洗剤での洗車を控えたほうが良い理由などをみていきましょう。

 

食器用洗剤と洗車用洗剤の違い

ここからは、食器用洗剤と洗車用洗剤の違いについてみていきます。それぞれ効果的な汚れの種類が異なるため、使い分けることが適切といえるでしょう。

①落とすのに適した汚れの種類
食器用洗剤は、ガラスやプラスチックに付着した油汚れを落とすための洗剤です。一方で、洗車用洗剤は車に付着した泥や砂、虫や鳥のフンなどの汚れ落としを想定して作られており、車の塗装面をキレイにするための洗剤といえます。

②すすぎやすさ
食器用洗剤は、泡の洗浄力を宣伝している製品が多いです。そのため、洗車に使用すると泡切れに時間がかかるだけでなく、洗剤の成分が車に残る場合があります。洗車用洗剤は車用に開発されている洗剤であるため、泡切れが良く、すすぎを素早く行える点が特長です。

③車体を保護する成分の有無
食器用洗剤も洗車用洗剤も、主成分は界面活性剤です。洗車用洗剤には車体を保護する成分が含まれていますが、食器用洗剤には含まれていません。この点を把握しておかないと、大切な車をむやみにキズつけてしまう可能性があります。

 

洗車で食器用洗剤を使用するデメリット

洗車で食器用洗剤を使用するデメリット

洗車で食器用洗剤を車に使用するデメリットについてみていきましょう。

①パーツや塗装の変色、ワックスの剥がれ
食器用洗剤は油汚れを落とす界面活性剤の濃度が高く、樹脂パーツや塗装が変色するリスクが高くなります。加えて、ワックスが剥がれる可能性があるので注意が必要です。車を長くキレイに保つためには、使用を控えましょう。

②泡切れが良くない
食器用洗剤は泡切れが悪いため、念入りにすすいでも車に洗剤が残りやすいです。すすぎが不十分で洗剤が残ってしまった場合、塗装面はもちろん、窓枠やワイパーなどのゴムパーツも傷めるリスクがあります。経年劣化が進んでいる塗装面やゴムパーツは、食器用洗剤の使用でさらに劣化しやすくなる点も知っておきましょう。

洗車で食器用洗剤の使用を控えた方が良い理由

洗車で食器用洗剤の使用を控えた方が良い理由

ここからは、洗車時に食器用洗剤の使用を控えた方が良い理由を解説します。

①車にダメージを与える
食器用洗剤を洗車に使用した場合、塗装やコーティングにダメージを与えてしまうだけでなく、パーツを傷める可能性がある点は把握しておきましょう。

また、タイヤは摩耗や裂傷から守るために保護成分でコーティングされていますが、食器用洗剤で洗うとコーティングが剥がれてしまいます。コーティングが剥がれると劣化が早まるため、寿命を縮めます。タイヤに亀裂が入るなど、劣化が進行するとバーストや事故をはじめとしたトラブルにつながる可能性があるため、食器用洗剤の使用は避けましょう。

②機能性や安全性は洗車用洗剤の方が高い
洗車の際は食器用洗剤よりも洗車用洗剤の方が、機能性・安全性の面で安心してお使いいただけます。車を保護し、長く大切に乗り続けるためにも、ボディに悪影響を与えずに車の汚れを落とせる洗車用洗剤を使用しましょう。

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