台風後に洗車した方が良い理由は?洗車する際のポイントなども解説
台風によって、車は強い雨風に晒されることになります。しかし、台風後に洗車をせずに放置した場合、車にダメージを与えてしまう可能性がある点を把握していないケースもあるでしょう。今回は、台風後に洗車した方が良い理由、洗車する際のポイントなどについてみていきます。
台風後に洗車した方が良い理由
ここでは、台風後に洗車した方が良い理由をみていきましょう。
① 海水で車がサビてしまう
台風の影響によって、海水が巻き上げられるケースがあります。巻き上がった海水が車に付着した場合、海水には塩分を含んでいるためサビを引き起こす原因となり、車体にダメージを与えます。サビを除去せずに放置すると周辺に広がるため、台風の雨に打たれた場合は早めに洗車を行いましょう。
②雨水に含まれた汚れで車がダメージを受ける
台風の上昇気流は、地面に落ちている砂ボコリや枯れ葉などを巻き上げます。そのため、台風によってさまざまな汚れが車につくといえるでしょう。ボディ表面に汚れがついたまま放置すると、場合によっては腐食が進み、塗装が剥がれる可能性があるため、早めの洗車が大切です。
台風後に洗車する際のポイント
ここでは、台風後に洗車する際のポイントをみていきましょう。とくに通常の洗車と比較して、水洗いを入念に行う点が異なります。
①最初の水洗いは念入りに行う
最初の水洗いは、入念に洗い流すことを意識しましょう。台風で運ばれる海水は、ボディ表面に加え、隙間からさまざまな箇所に入り込みます。また、砂や泥がついた状態で、車体をスポンジやブラシで擦ると車体にキズがつくリスクが高まります。そのため、できる限り水洗いを入念に行うことで、表面の汚れを落とすことが大切です。
②ボディより先にタイヤなど足回りから洗う
汚れが激しいタイヤ、ホイールなどの足回りは、ボディよりも優先して洗いましょう。タイヤとホイールは汚れがつきやすい箇所です。足回りがひどく汚れた状態にもかかわらず、ボディを洗った後で洗ってしまった場合は、足回りについた汚れがキレイにしたボディに飛び散ってしまいます。そのため、タイヤやホイールから洗車をスタートすることを意識しておきましょう。
③水滴を残さず拭き上げる
車は部分ごとに洗い流したら水滴を拭き取るようにしましょう。台風の発生する時期は気温が高いことから、水滴が車体の熱さで蒸発しやすいといえます。洗車後に拭き取らずに時間が経つと、水滴がウォータースポットになってしまうでしょう。
汚れがこびりついた後では、水を流しても汚れが取れにくくなります。また、車の窓やボディの隙間は拭き残しやすい箇所であるため、隅々まで水滴を取り除きましょう。
台風前に行える対策
ここでは、台風が来る前に行える対策についてみていきます。
①コーティングを施工する
車にコーティングを施工することで、塗装面を保護できます。また、ボディやガラスの撥水性を高められるため、雨水や汚れをハジきやすくなります。汚れがついても落としやすくなるため、洗車を効率的に行えるでしょう。
②ボディカバーを使用する
ボディカバーを使用すれば、風や雨から車を保護できます。ただし、台風でカバーが中途半端に外れるとカバーが当たって車がキズつくリスクがあるため、カバーが外れないように念入りにチェックしましょう。
③安全な場所に移動させる
地域によっては、大雨により冠水しやすい場所があります。冠水の可能性がある地域では、台風が通過するまで立体駐車場へ移動させると冠水のリスクを避けられます。しかし、スーパーや施設の無料の立体駐車場に停めてしまうとトラブルの原因となるため、高さのある有料駐車場に停めましょう。