洗車フォームガンのメリットは？使用方法や選び方についても解説

洗車フォームガンを使用すれば、カーシャンプーを簡単に塗布でき、洗車時間の短縮につながるだけでなく、泡（フォーム）のクッション効果により洗車時の車のキズつきを防ぐ効果もあります。しかし、洗車フォームガンを使ってみたものの思うように使いこなせない方もいるかと思います。そこで、今回は、洗車にフォームガンを使用するメリットや使用方法などについて詳しくご紹介します。

洗車にフォームガンを使用するメリット

洗車フォームガンを使用するメリットは以下の通りです。

1.洗車時間を短縮できる

洗車フォームガンをホースにつけると水とカーシャンプーを混ぜた状態で噴射できます。車全体に一気にカーシャンプーを塗布できるため、洗車時間の短縮が可能です。

2.洗車キズがつきにくい

濃密な泡を高圧で吹きつけられる洗車フォームガンは、汚れを浮き上がらせることで軽い汚れも落としやすくなります。また、泡がクッション効果になることで洗車スポンジの摩擦による洗車キズがつきにくくなる点もメリットといえます。

洗車フォームガンの使用方法

洗車フォームガンは次のような手順で使用しましょう。

1.車に付着したホコリなどを洗い流す

洗車キズを軽減するために、水でホコリなどの表面の汚れを洗い流します。この際、上から下へ洗い流すこと、足回りが汚れていれば先に洗い流しておくことを意識しましょう。

2.洗車フォームガンで泡を噴射

洗車フォームガンを使用し、車全体にカーシャンプーを噴射します。この際も、上から順番に下方向にかけると、汚れが自然に落ちていくので、効率よく洗車が行えます。

3.スポンジで洗った後、泡を洗い流す

泡が全体的に馴染んできた段階で、洗車スポンジや洗車用グローブなどで汚れを洗い落とします。全体を洗い終わったら、泡を水で洗い流します。この際に泡が残るとシミができるため、しっかりと洗い流しましょう。

4.水滴を丁寧に拭き取る

洗い流したら、吸水性の良いマイクロファイバークロスを使用してボディについた水分を丁寧に拭き取りましょう。水道水にはカルキなどが含まれているため、水分が乾燥すると成分だけがボディ表面に残って、シミになってしまうことがあります。拭き取りはできるだけ丁寧に行いましょう。

洗車フォームガンの選び方

洗車フォームガンを選ぶ際にチェックしたいのは、以下の3つのポイントです。

1.洗車フォームガンのタイプ

洗車フォームガンには手動式（加圧式）・エアコンプレッサーに接続するタイプ・水道の蛇口につなぐタイプの3種類があります。手動式（加圧式）の洗車フォームガンは水道も電源も必要ないため、場所を問わず使用可能です。手動で圧力を加えるため、手間がかかる点、水や洗剤が減ったら補充する必要がある点は把握しておきましょう。

エアコンプレッサーに接続するタイプは、高い圧力をかけられるため、汚れを落としやすいのが特長。また、泡にも強い圧力がかかるため、ムース状の密度が濃い泡で洗うことができます。エアコンプレッサーまたは高圧洗浄機がない場合は購入しなければならないのがデメリットと言えます。

水道の蛇口につなぐタイプは、ホースがあればすぐに使用できます。蛇口と車の場所によっては、ホースが長く必要な点、水の圧力がエアコンプレッサーに接続するタイプよりも低い点は把握しておきましょう。

2.水圧が調整可能か

水の圧力を調整できれば、強弱を使い分けて洗車がスムーズに行えます。タイヤやホイール周りなど汚れがしつこい場所では水圧を強くする、水圧によるダメージが気になるボディ部分は水圧を弱めて使用するなど、部位によって使い分けることができるので、水圧の調整ができるタイプがおすすめです。

3.泡の噴射範囲を調整可能か

洗車フォームガンには、泡の噴射範囲を調整できるタイプがあります。細く噴射できると細かい部分まで泡を行き渡らせることができ、広い範囲に噴射できると効率的に泡を吹きつけることができます。噴射範囲を細かく調整できれば、洗車がスムーズに行えるので、洗車フォームガンを選ぶ際には、泡の噴射範囲の調整が可能かをチェックしましょう。