セルフ洗車に必要な道具と洗車の手順などについて解説

手洗い洗車を行うことに苦手意識のある方もいます。しかし、機械に頼らない手洗い洗車は細かな部分まで洗えたり、車の異変に気づいたりなど、さまざまなメリットがあります。今回は、セルフ洗車のメリット・デメリット、必要な道具と洗車の流れなどをみていきましょう。
セルフ洗車のメリット・デメリット
ここでは、セルフ洗車のメリット・デメリットを解説していきます。
①メリット
セルフ洗車のメリットは次の通りです。
1.費用が安く済む
自分で手洗い洗車を行う場合の必要な費用は、以下が考えられます。
・洗車に使用する道具代や水道代
・コイン洗車場などで洗車する場合の場所代
全ての費用は数千円で抑えられます。一度道具を揃えれば、それ以降大きな出費が必要ない点は魅力的でしょう。
2.洗車機よりもきめ細やかな洗車が可能
手洗いの場合、自分の手で車の隅々まで汚れを落とすことが可能です。洗車機ではキレイになりにくいワイパーやドアミラーなども重点的に洗えます。また、洗車機のブラシが届かない下回りなども洗えるため、車をより美しい状態に仕上げることが可能です。
3.車の異変に気付くことができる
自分で洗車を行うことで車を細かくチェックできるため、走行時には気づけない異変を見つけることが可能です。例えば、タイヤの溝などはすり減っていくものであるため、セルフ洗車の際に意識してみることで、摩耗度合いに気づくことができます。
②デメリット
セルフ洗車のデメリットは、次の通りです。
1.手間と時間がかかる
セルフ洗車は、立ったまま中腰姿勢で作業を行うため、手間がかかることに加え、体力を消耗します。また、1台の車の作業が完了するまで、1~2時間程度の時間が必要となります。
2.洗車スペースや水道の確保が必要
セルフ洗車は、洗車スペースや水道を確保しなければ作業を実施できません。そのため、マンションやアパートなどでは実施できないケースも想定されるでしょう。
セルフ洗車に必要な道具と手順
セルフ洗車に必要な道具や手順をみていきましょう。
①必要となる道具
手洗い洗車に必要な主な道具は以下の通りです。
道具 |
用途 |
洗車スポンジ×2 |
ボディ用とタイヤ用で2個準備する 1つのスポンジで車全体を洗うと車にキズがつくリスクが高まる
|
バケツ |
水をため、カーシャンプーを泡立てる際に使用する 道具を整理して持ち運ぶこともできる |
脚立 |
車高が高い、大きい車の天井洗車に使用する 天井部分の汚れを確認しつつ、効率良く洗える |
カーシャンプー |
求める効果に適したものを使用する 基本は中性タイプを使用し、汚れの程度によって、アルカリ性や酸性のものを使い分ける |
洗車用拭き取りクロス |
マイクロファイバー素材など、吸水性の高いものを推奨 ボディ用とタイヤ用で2枚準備する |
②セルフ洗車の手順
セルフ洗車の手順は以下の通りです。
項目 |
内容 |
留意点 |
1. タイヤ・ホイールを洗う |
ボディに汚れが飛び散るため、最初に洗う |
砂・泥などが付着するため、ボディは別のスポンジを使用する |
2. ボディをすすぐ |
上から下に向かって、汚れを洗い流す |
ホースをボディに擦らないようにする 車高が高い、大きい車の場合は脚立を使用する
|
3.シャンプー洗車 |
ルーフから順に上から下に洗っていく |
シャンプー液が乾いてボディにこびりつかないよう、パーツごとに洗いとすすぎを繰り返す |
4. 拭き上げ |
ボディに残った水滴を拭き上げる |
水滴が残って乾燥しないよう素早く作業する キズがつかないよう同じ箇所を何度も擦らない |
それぞれに簡単な留意点があるため、把握したうえでセルフ洗車を行いましょう。
自宅で洗車できない場合はセルフコイン洗車場を利用しよう
ここでは、セルフコイン駐車場を利用する際の手順やポイントをみていきましょう。
①セルフコイン洗車場を利用する場合の手順
1.洗車スペースに車を停める
2.高圧洗浄機に硬貨を入れ、車全体を水で洗い流す
3.カーシャンプーとスポンジで汚れを落とす
4.洗い終えたら、高圧洗浄機ですすぎ残しがないように丁寧に洗い流す
5.拭き上げスペースに移動後、洗車用クロスなどで水分を拭き取る
カーシャンプーや洗車用スポンジは備えつけられている場合もありますが、必要な道具は用意しておきましょう。
②利用する場合のポイント
セルフコイン洗車場は長時間の利用を避け、洗車用・拭き上げ用など用途ごとの専用スペースのルールを守って利用することが大切です。
隣で利用されている方や順番を待っている方に迷惑がかかるため、ルールを守って利用しましょう。