大雪で車が立ち往生！雪道ドライブ対策と防災の備え

皆さん、こんにちは。クニムネです。

先日、新潟豪雪により関越道で約2,100台が立ち往生したという報道はご存知の方が多いと思います。
こうした報道を見ても豪雪地域にお住いの方でなければ、なかなか実感を持って受け止めることができないのではないでしょうか？

私自身もそうでした。先日の同僚の話を聞くまでは・・・

先日、私の同僚が実体験として雪道での事故に巻き込まれ、24時間超も車内で閉じ込められたのです。
彼は、豪雪地帯での勤務も経験していたこともあり、本当に冷静に対処し、無事に帰宅することができたそうです。その時の彼の経験と冷静な対処をぜひ皆様にも、同じドライバーの学びとしてお伝えし、不慮の事故に備えていただければと思います。

・ガソリンは満タンにしておくこと
彼は、震災も経験しており、常にガソリンを満タンにしていたそうです。
そのおかげで立ち往生中も燃料切れになることもなく、暖を取ることができたと言っておりました。
10分エンジンをかけ暖を取っては、30分程度切るという使い方をしていて、燃料を40％程度使用したという事でした。（もちろん、これは車種によっても異なることと思います）
このことでスマートフォンの充電もできたという事でした。簡単なことですが、とても大事ですね。
ただ、エンジンをかける場合には別途注意が必要ですが、それは後ほどお伝えします。

・＃9910　道路緊急ダイヤル
これは、全国の高速道路・国土交通省が管理する国道はすべて対象となる道路緊急ダイヤルです。
自動音声ガイダンスにしたがって道路名を選択すると、該当する道路の管理者につながるそうで、24時間通話料無料でご利用できます。
彼は車内で閉じ込められた際に、ツイッターで情報収集をしていたそうなんですが、
「ガソリンが無くなった場合などは＃9910へ通報ください」
と情報が流れてきたという事でした。緊急事態という事でそういう措置があったのかもしれませんね。

・マフラー周りの除雪
ニュース等でも報道されていますが、マフラー周りの雪を除雪しないままエンジンをかけ続けると一酸化炭素中毒となる恐れがありますので、定期的な換気と適宜マフラー周りの雪の状態確認と1時間に一度は除雪しましょう。
当時はスノーブラシしかなかったので、除雪するのに大変苦労したそうです。やはりスコップが重要だと彼は申しておりました。

・防寒アルミシート
NEXCO様より配布頂いて使用したそうですが、その温かさに感動したそうです。自分の体温を感じることが出来るようなイメージだそうです。折りたたまれており嵩張らないので、防災グッズとして常備しておくべきだと申しておりました。

・簡易携帯トイレ
これは用意されている方も多いかもしれませんが、寒さが厳しい時には、特に役立つことと思います。

・そのほか便利グッズ
先ほども触れていますが、毛布や防寒グローブなど防寒グッズ、携帯バッテリー。
そして、スノーヘルパー、スノーブラシ、スコップ、ブースターケーブル、けん引ロープ・・・
すべてを常備いただくのは難しいかもしれませんが、災害対策グッズが詰まったバッグが有効かも、と彼は申しておりました。

・やっぱりタイヤチェーンの備えが大切
今まで雪の少なかった地域にも大雪が降るなど、雪の被害は、豪雪地帯だけの災害とは言えなくなってきました。
大雪による立ち往生の件数も増加しているように思います。国道で立ち往生した車のうち、約90%以上がタイヤチェーン未装着だったという情報もございます。
改めて、タイヤチェーンを車載いただくことを心よりお願いします。自分のためにも、周りのドライバーのためにも大切ですね。

最近は異常気象の影響からか、台風や地震による災害が増えてきており、自動車が巻き込まれる事故も報道される機会が増えてまいりました。

「備えあれば、憂いなし。」

ぜひとも日頃から、安全確保のための備えをよろしくお願いいたします。

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