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洗車頻度はどのくらいがベスト?コーティング施工車の洗車頻度と注意点も解説

定期的な洗車は、車をキレイに保つためには必要不可欠な作業だといえます。しかし、どの程度の頻度で洗車を行えば良いのか分からないという方もいるでしょう。今回は、洗車の適切な頻度や多すぎる場合のデメリット、コーティングをしている車の洗車の注意点をみていきます。

洗車頻度について

ここからは理想的な洗車頻度に加え、車の色による目安の違いもみていきましょう。洗車頻度は、キズや汚れの目立ちやすさを考慮する必要があります。

①理想的な洗車頻度

使用状況や保管場所、車の色によって変わりますが、コーティング施工をしていない車の場合は、2~3週間に1回程度です。ただし、汚れが明らかに目立つ状態であれば、上記の目安にかかわらずその都度洗車を行いましょう。

②黒い車の場合

黒い車は、ホコリや泥などの汚れが目立つ点を考慮すると、1~2週間に1回程度が目安となります。キズが目立つ色でもあるため、洗車の際はキズをつけないように細心の注意を払いましょう。

③白い車の場合

白い車の場合、光の反射によってキズや汚れは目立ちにくいですが、一方で水シミなどは目立ちやすいです。洗車頻度は、2週間~1カ月に1回程度が目安です。

洗車頻度が多すぎる場合のデメリット

洗車頻度が多すぎる場合のデメリット

洗車頻度が多すぎる場合のデメリットについて、詳しくみていきます。とくに、コーティングを施工している場合には注意が必要です。

①車にキズがつきやすくなる

洗車頻度が多すぎると、ボディに小さなキズがつきやすくなります。最初のうちは気にならない程度のキズであっても、洗車を繰り返すごとに少しずつ深くなる点は覚えておきましょう。キズが深くなると汚れを落としても目立つようになってしまいます。

②コーティングが劣化する可能性がある

高品質のコーティングを施工している場合、洗車時にブラシやスポンジなどで頻繁に擦ると剥がれる原因となります。コーティングが剥がれてしまった場合、塗装面がダメージを受けたり、車のツヤや美しさが損なわれたりするため、適切な洗車頻度を心掛けましょう。

③ゴム部品の劣化が発生しやすい

洗車が過剰に多い場合は、ゴム部品が劣化しやすくなるリスクがあります。防水性や気密性の低下につながることも予想されますので、ゴム部分は優しく洗い上げるようにしましょう。

洗車頻度が少なすぎる場合のデメリット

ここでは、洗車頻度が少なすぎる場合のデメリットをみていきましょう。

①汚れが蓄積する

洗車の頻度が少ないほど、車に汚れが蓄積していきます。汚れは放置するほど固着し、落ちにくくなるため、場合によっては、研磨が必要になるケースも少なくありません。汚れが固着すれば外観も悪化するため、定期的な洗車を心掛けましょう。

②車が劣化しやすくなる

汚れを長期間放置した場合は、塗装表面が劣化し、色褪せやクリア塗装が剥がれる可能性が高まります。また、汚れが紫外線や酸性雨と反応した場合、塗膜にダメージを及ぼす点も知っておきましょう。そのため、汚れは洗車で定期的に落とす必要があります。

コーティング施工をしている車の洗車頻度と注意点

コーティング施工をしている車の洗車頻度と注意点

ここでは、コーティング施工をしている車の洗車頻度と注意点をみていきましょう。

①1~2週間に1回程度を目安に洗車を行う

コーティング施工をしている場合、汚れがつきにくく、落としやすくなります。コーティングの効果を持続させるために、1~2週間に1回程度を目安として洗車を行いましょう。

②洗車機の使用は避ける

洗車機では表面の砂やホコリを十分に洗い流さずに洗車を行うことになります。また、洗車機のブラシは摩擦が大きいため、何度も使用するとキズがつきやすい状態になってしまうでしょう。

結果として、コーティングがダメージを受けて劣化が早まる可能性があります。そのため、コーティングを施工している場合は、なるべく洗車機の使用を避けて手洗い洗車を行いましょう。

頻度に関係なく洗車が必要なケース

ここでは、頻度に関係なく洗車が必要なケースをみていきます。

①海沿いや雪道の走行後

海沿いの道を走ると車に塩分が付着し、サビや劣化を引き起こします。融雪剤も同様の影響があるため、走行後は放置せずに洗車を行いましょう。

②虫の死骸や鳥のフンがついた

虫の死骸や鳥のフンは時間が経過した場合、こびりついて落としにくくなります。車の劣化につながるため、早めの洗車が大切です。

③花粉や黄砂

花粉や黄砂は、雨に濡れて乾燥するとシミになります。洗車時に擦り洗いを行うとボディにキズがつくため、カーシャンプーで汚れを浮かしつつ、丁寧に洗いましょう。

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