洗車で拭き取りを行う際のポイントは?仕上げ拭きが必要な理由も解説
洗車後はタオルやクロスなどを使用して拭き取りを行います。しかし、拭き取りを行う際のポイントを押さえていない場合、車にダメージを与えてしまう可能性があります。今回は、拭き取りを行う際のポイントや仕上げ拭きが必要な理由などを詳しくみていきます。
洗車用のクロスとそうでないクロスとの違いとは
洗車用のクロスとタオルなどの一般的なクロスとの違いをみていきましょう。
① 車の表面をキズつける
柔らかい素材であったとしても洗車用ではないクロスを使用した場合、細かな繊維で車のボディをキズつけてしまうリスクがあります。一度でつくキズが小さなキズであったとしても、蓄積すると目立つキズになってしまうため、洗車用ではないクロスの使用は避けましょう。
対して、マイクロファイバーなどで作られている洗車用のクロスであれば、車への使用を想定して繊維が細く設計されているため、車の表面をキズつけるリスクを低減することができます。
② 拭き上げの効率が悪い
洗車用ではないクロスは、洗車後のボディに毛が残りやすく、洗車用のものと比較すると吸水性が悪いため、水分も拭き取れないケースがあります。洗車時間を短くするためにも、吸水性に優れた洗車用のクロスを使用しましょう。
拭き取りを行う際のポイント
拭き取りを行う際のポイントをみていきます。
① 使用するクロスの性質を考慮する
洗車後の拭き取りに使用するクロスは、マイクロファイバークロスやセームタオルなどが適しています。マイクロファイバークロスは吸水性と速乾性が高いことが特長です。少なくなった水分を吸収しやすいため、仕上げ拭き作業にも有効といえます。
セームタオルは毛先が柔らかいため、ボディへの負担が少なく、吸水した水分を絞るだけで吸水力が復活する点が特長です。そのため、洗車直後の拭き取り作業に適しています。
② 拭き取りの仕方
車の拭き取りを行う場合は、洗車直後は大まかに拭くことを意識しましょう。丁寧に拭き取ろうとすると時間がかかってしまいます。そのため、大まかに拭き取りざっと水分を落とすことを意識することが大切です。
また、水滴は上から下へ流れる性質であるため、拭き上げも上から下の方向で行うと効率良く水分を拭き取ることが可能です。拭き上げる際には、優しい力加減を意識しましょう。仮に、強い力で拭き上げてしまうと車体に細かいキズがついてしまいます。
③見逃しやすい箇所を意識して拭く
ドアノブやミラー周りは溝が多く水分が拭き取りにくいため、重点的にチェックしましょう。拭き取らずに放置すると水シミが残るため、仕上げ拭きのスタート時と終了時には必ず確認するなどのルールを作り実施すると、拭き忘れを防ぎやすくなります。
仕上げ拭きが必要な理由
仕上げ拭きが必要な理由をみていきましょう。
① 水アカの発生を抑制
一度洗車クロスで拭き上げを行ったとしても、水分が拭き取れていないといったケースは多くあります。拭き上げ後、再度水気をしっかりと取った洗車クロスで仕上げ拭きを行うことで、完全に水分を除去できるため、水アカの発生を抑制することができます。
② 汚れを確実に拭き取る
カーシャンプーを使用して洗車を行ったあと、細かな汚れが取り切れていない場合、仕上げに洗車クロスで拭くことで残った汚れを除去できるため、車の仕上がりがより美しくなります。