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水を使わない水なし洗車とは?メリットや注意点について解説

洗車では必ず水を使用するものと考えがちですが、カー用品店などでは水なし洗車用のグッズが増加したこともあり、水なし洗車もスタンダードなものとなりました。しかし、水なし洗車がどういったものか分からないという方もいるでしょう。今回は、水なし洗車の概要やメリット、注意点について詳しくみていきます。

 

水なし洗車とは

水なし洗車は、水を使わずに洗車するため、流水を使用して車体の汚れや洗剤を流すなどの過程が必要ない洗車方法です。主に、洗剤を使用して拭き上げのみで汚れを落とします。カー用品店やホームセンターで、スプレータイプやシートタイプなどさまざまな水なし洗車用の商品を購入できます。基本的な使い方はどれも大きく変わりません。

スプレータイプの場合、手順はボディに洗剤を吹きつけた後にクロスで洗剤と汚れを拭き取ります。その後、ムラや拭き残しがないように仕上げ拭きを行います。シートタイプであればシートを取り出し、そのまま拭くだけで洗車とワックスがけなどができます。

 

水なし洗車のメリット

水なし洗車のメリット

ここでは、水なし洗車のメリットについてみていきましょう。

① 洗車の準備が少なく、時間短縮ができる
水なし洗車は、専用洗剤とクロス(シートタイプのものはそのアイテムだけ)以外に準備するものがありません。洗剤を吹きつけてクロスで拭き取るだけであるため、通常の洗車に比べて洗車時間の短縮が可能です。とくに、時間がない場合や道具を揃えるのが手間と感じる場合には、おすすめの洗車方法といえるでしょう。

一般的な洗車であれば、水だけでなくスポンジやバケツ、クロスなどの準備が必要です。水洗い・シャンプー洗車では、水や洗剤でよく洗ったうえで、拭き残しのないように拭き上げを行うため、ある程度の時間がかかります。仮に、拭き残しがあった場合、新たなシミやボディへのダメージにもつながる点にも注意が必要です。

②場所を選ばず、季節を問わず洗車できる
水が必要ないため、自宅や外出先、水道設備がない所でも洗車できます。洗車しにくい冬であっても、冷たい水に触れる必要がないため、快適に洗車を行うことが可能です。また時短洗車の面からも暑い夏には水なし洗車を行うことで、熱中症を予防することにも繋がります。

③シミなどが発生しにくい
水を使用した洗車の場合、拭き残しや水垂れに気をつける必要があります。しかし、水なし洗車は水を使用しないため、これらの心配がありません。また、イオンデポジットなどのシミが発生しないことも大きなメリットです。

 

水なし洗車の注意点

水なし洗車の注意点

水なし洗車を行う際の注意点についてみていきましょう。

① クロスが汚れやすくなる
水なし洗車では、クロスで汚れを拭き取る作業を繰り返すことになります。水を使ったシャンプー洗車を行わないために汚れがクロスに多くつき、クロスがすぐに汚れて交換が必要になることもあります。汚れたままのクロスで作業をし続けると洗車キズにつながります。常にキレイな面を使用していくとともに、複数枚のクロスを用意するようにしましょう。

② 汚れがひどい場合には不向き
水を使用しないため、洗車前や洗車の合間にボディの汚れを洗い流すことができません。そのため、洗車キズは通常の洗車方法に比べ、できやすいといえます。また、あまりにもボディに酷い汚れが付着している場合には、水なし洗車では対応できない場合があるため、注意しましょう。

また、基本的にボディ表面のみの洗車となるため、タイヤハウスなどは洗えません。注意点を把握したうえで、水なし洗車を行いましょう。

 

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