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車の雨漏りが起きる原因と放置した場合のリスクなどについて解説

車の雨漏りは、ボディやパーツの劣化といったさまざまな原因で発生し、放置した場合には、漏電やサビの発生につながるケースもあります。しかし、どのように対処すれば良いか悩んでいる方も多いでしょう。今回は、車の雨漏りが起きる原因と放置した場合のリスク、自分で行える対処法などをみていきます。

車の雨漏りが起きる原因と放置した場合のリスク

車の窓の画像

ここでは、車の雨漏りが起きる原因と放置した場合のリスクをみていきましょう。

①車の雨漏りが起きる原因

車の雨漏りが起きる原因は次のようなものが代表的です。

  • ボディやパーツの劣化―ゴムパッキンやシーリング材の硬化や収縮
  • ガラスやドア周りの隙間の発生―洗車機や豪雨などによってパーツの形状が変化する
  • ボディの損傷や変形―事故によってボディパネルの合わせ目に隙間ができる

②洗車でも車内が濡れる

車の雨漏りが起きている場合、洗車でも水漏れが発生します。そのため、ドアのパッキンやガラスの縁に不具合がないかをよく確認しましょう。とくに、シーリングはひび割れや剥離が起きるケースも多く、目視しやすいといえます。

③放置した場合のリスク

車の雨漏りを放置した場合、車内にカビが発生したり、電気系統のショートといったトラブルが発生したりするリスクがあります。カビに関しては、臭いに加え、アレルギーの原因となる可能性があるため、注意が必要です。また、配線が水にふれた場合、ライトやナビといった電装品の誤作動も予想されるため、早めの修理が大切です。

自分で行える対処法

ここでは、雨漏りに対して自分で行える対処法についてみていきましょう。

①対策グッズの活用

車の雨漏りの対策として活用できるグッズは数多くあります。たとえば、シーリング材はフロントガラス、ドアパッキンはドアに使用します。用途に適した箇所に使用しましょう。

②防水テープ

防水テープは雨漏りの応急処理に有効なアイテムです。使用する場合は、雨漏りしている箇所とその周辺の汚れを拭き取った後に防水テープを貼りつけます。シワができないように伸ばしつつ、空気が入らないようにゆっくり圧着しながら貼りつけましょう。

③コーキング

パッキン部分の破損や劣化で雨漏りが発生している場合、コーキング剤を活用できます。「車用」「防水用」と表示されている製品を選ぶ必要があります。使用するときは雨漏りの原因となっている穴や隙間を特定し、原因箇所や周辺をキレイに掃除しましょう。次に、コーキングを行う部分にマスキングテープを貼った後、コーキング剤は、ヘラを使用して均一に伸ばし、穴や隙間を塞いだら乾燥させます。コーキングは1日で完全に硬化します。

コーキング剤の種類によって手順が異なるため、説明書の手順に従いながら作業を行いましょう。

車の雨漏りが起きたらプロへ修理を依頼しよう

車の修理屋の画像

ここでは、車の雨漏りの修理をプロに依頼した方が良い理由をみていきましょう。

①自分で行えるのは応急処置

自分で行える方法は、一時的な対処法で根本的な解決にはつながりません。そのため、プロに修理を依頼しましょう。

ただし、プロに依頼するまでに時間がかかる場合、雨や洗車などで車内が濡れることで車の劣化が進行するリスクがあります。そのような場合は、応急処置を行いましょう。

②プロに依頼すべき理由

車の雨漏りの原因が部品の劣化や衝突のキズなどである場合、自分で修理や交換を行うのは困難です。また、自分で作業を行うことで見た目が悪くなったり、状態が悪化したりするリスクがあります。そのため、見た目を損なわず確実に雨漏りを解消したい方はプロへの依頼を検討しましょう。

 

 

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