洗車後にワックスがけは必要？ワックスのメリットや選び方などを解説

車のケアとして洗車後のワックスがけを行う方も多いでしょう。手間はかかるものの、車にツヤを出す・塗装面を保護する効果があります。では、そもそも洗車後にワックスは必要なのでしょうか。今回は、ワックスのメリットや選び方、注意点などについてご紹介します。

ワックスを利用するメリットとは？

ワックスを利用するメリットは以下の通りです。

1.ツヤが出る

ワックスは車体のツヤ出しのために使用されています。ワックスが塗装面に乗ることで塗装面が平滑になり、ツヤが出ます。また、経年劣化などでツヤが失われた場合であっても、車にツヤを出せる点もメリットの１つです。

２.塗装面を保護できる

ワックスを利用することで、塗装の表面に被膜を作れるため、ホコリや紫外線などから車を保護できます。汚れや紫外線の影響を抑えることができるため、劣化の予防につながります。

3.汚れを落としキズを目立たなくできる

ワックスには、洗車だけでは落ちなかった汚れを落としていくという効果もあります。ハンネリタイプ、半固形タイプのワックスなど、クリーナー成分を配合しているワックスを使うと、ワックス掛けと同時に汚れも落とし、キレイに仕上がります。また、洗車キズのような細かいキズを埋めることで、キズを目立たなくする役割もあります。

種類を解説！ワックスの選び方とは？

ワックスの選び方は以下の通りです。まずは、ワックスの種類を把握するようにしましょう。

1.ワックスの種類から選ぶ

ワックスには、大きく分けて以下の3種類があります。

・固形ワックス

ツヤ出しなどを目的として使用されており、深い艶や光沢が出やすいのが特長です。基本的にクリーニング効果はありません。

・半練ワックス

作業がしやすく軽めの水アカなどの汚れを落とす効果もあります。ペースト状であるため、拭き取りが簡単なのが特長です。クリーナー成分が含まれているため、塗装へのダメージを考慮して使用しましょう。

・液体ワックス

水の含有量が多く、作業がしやすいのが特長です。簡易コーティング剤を使用する感覚で手軽にワックスがけができます。

それぞれの種類で特長が異なるため、自分の車に適したものを選択する必要があります。

2.ボディカラーから選ぶ

車のボディカラー別にさまざまなワックスが販売されています。車の色によって、キズの目立ちやすさや汚れやすさなどが異なるため、自分の車のボディカラーに合ったものを使用することが大切です。悩む場合は、全色塗装対応のものを使用しましょう。

ワックスがけの方法や注意点とは？

洗車後のワックスがけの方法や注意点は以下の通りです。

●ワックスがけの方法

使用するワックスとスポンジ、拭き取り用のクロスを用意しましょう。その後、以下のような手順でワックスがけを行います。

ワックスをスポンジにつける
ワックスを塗り込む
表面が乾いたら拭き取る
ムラがないか確認する

塗り残しや乾き過ぎを防ぐため、パーツごとの施工をおすすめします。

●ワックスがけを行う際の注意点

注意したいポイントとしては、天候や塗り方、拭き取り方などがあります。気温の高い日などはムラが出やすく、拭き取りが難しくなります。そのため、くもっている日の朝夕などの時間帯で行いましょう。

ワックスを塗り込む場合には、円を描くように塗り込むとムラが出るため、一方向へスキマなくスポンジで塗り込みます。また、拭き取る際には、車にキズをつけないために乾燥する前に拭き取ることが大切です。