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2020年6月10日

縁石で傷ついたバンパーを「エアータッチ」補修しました。

縁石で傷ついたバンパーを「エアータッチ」補修しました。

こんにちは、タナカAです。
6月某日、妻から画像付きのメッセージがあり、「縁石でちょっとバンパーをこすってしまった・・・」とのこと。妻曰くちょっとこすっただけということでモール部分にもキズがなく、画像でも少し塗装面が白くなっている程度でえぐれてはなさそうだったので(このときもっとしっかり画像を確認しておけばよかったのですが・・・)、ちょうど連絡あった翌日に撮影の予定があり、『エアータッチ』で簡単に補修するブログのネタとしても活用できそうだなと思い、仏の心で妻に接しつつ、取り急ぎ撮影に備え、手元にあったアイテムから
・『エアータッチ
・『エアータッチ専用仕上げスプレー
・『サンドキューブ
・『シリコンオフシート 5枚入り
を準備しました。(『タッチアップペン』は自前のものを使用)

翌日現地でいざ補修!
と、キズを改めて確認したところ、バンパーの下の部分はおもいっきり縁石で削れたガリキズが・・・(涙)このレベルでは、本来は『光硬化パテ』などを使用してえぐれた部分をパテ埋めしないと、『エアータッチ』だけでは完全に補修することはちょっと厳しい状況です。
ただ、あいにくパテは準備しておらず・・・。

確かにこの角度から撮影すると、

下のキズは気づかないですが、運転している最中に縁石でこれくらいのキズができてしまうと、結構な衝撃がありそうなもので、普通なら気づくだろうと、昨日とは打って変わってムカムカしながらも、せっかくなのでパテなしで、どこまで直せるかトライしてみようと気持ちを切り替え、補修していくことといたしました。

ということで、さっそく縁石で傷ついたバンパーを『エアータッチ』で補修していこうと思います。まずは、傷ついた塗装面を『サンドキューブ』で削っていきます。
メッキモール部分は一緒に削ってしまわないよう『マスキングテープ』でマスキングしておきました。

サンドキューブ』は四角面に番手の違う4つのサンドペーパーが一体化された、ビギナーにうれしいサンドペーパーです。
それぞれの面は異なるカラーと番手が印刷されています。数字の小さいほうが、ペーパー面が粗くなっていますので、数字の小さいものから順に補修面を削って平滑にしていけばいいだけです。

まずは240番でササクレを削っていきます。上のキズは塗装面がえぐれていないので、ほんの少しだけ削り、下の部分は入念に削っていきました。
削った面に水で洗い、状況を見極めながら平滑になるまで削っていきます。
240番での研磨作業が終了しました。下のキズはだいぶ平滑になりましたが、残念ながら深いキズはどうしても完全に平滑にはすることができませんでした。
このまま、400番→600番→800番と、研磨した面を極力平滑にしていく工程に移っていきます。

こちらの400番で段差をならすように研磨します。

そして、600番で磨き跡を消すように研磨します。

最後に800番で塗装の下地を仕上げるように研磨します。

サンドキューブ』の4つ面で順にキズを削り、下地が完成しました。下のキズも元のえぐれた状態よりはだいぶ平滑になりました。
補修ビギナーの方にとっては、自分の車の塗装面を“削る”という行為そのものが、なかなか二の足を踏んでしまうことと思いますが、後で上から塗装する際には、いったんこのように削って平滑にし、下地を整えることは非常に大事です。この作業は仕上がりがキレイになるだけでなく、ペイントが定着しやすくなるという利点もありますので、ぜひ実施いただきたい工程です。

下地が出来上がりましたので、『エアータッチ』でスプレーしていくわけですが、塗装面以外に塗料がつかないよう、念のため、フォグランプ周りを『幅広マスキングシート』で覆います。塗装部分にある削りカスや油分が残っていると最終の仕上がりが悪くなりますので『シリコンオフシート 5枚入り』で脱脂・クリーニングを行い、準備完了。エアータッチ』を使って塗装を行っていきたいと思います。

今更ですが、『エアータッチ』とは、ソフト99が販売している筆塗りタイプの塗料『タッチアップペン』をセットするだけで、エアーブラシのような超極細スプレーが可能になる超便利補修アイテムです。
ピンポイントにスポット塗装が可能になりますので、気になるキズにシュシュッとスプレーするだけで、筆塗り塗装とは比べ物にならない仕上がりが得られます。

私の車のカラーは『タッチアップペン』の定番カラーであります「MB-47」をエアータッチ』に付属のクイックアダプターにセットし、このようにアクチュエーター(本体)に取り付ければ準備完了です。

後はキズの部分に数回に分けてスプレーしていきます。まずは1回目。キズの中心部を狙って狭い範囲でスプレーします。

1回目のスプレーが終わりました。
上のキズは1回でほぼわからなくなりました。下のキズはまだ、えぐれた面が少し目立っている状況です。5分ほど乾燥させて、2回目、3回目と再びスプレーしていきます。
前回より少しずつスプレーする範囲を広げていき、元の塗装との境目が目立たないようにボカシながら塗装していくことがキレイに仕上げるポイントです。エアータッチ』によるスプレーが終了しました。だいぶ元のキズは分からなくなりました。
これで終了でもよさそうですが、よりキレイにするための仕上げ工程に入りたいと思います。

最後に使うのはこちら『エアータッチ専用仕上げスプレー』です。エアータッチ』で塗装した後、この『エアータッチ専用仕上げスプレー』をスプレーすることで、カラー塗装した部分と元の塗装部分との境目が目立たなくなり、且つカラー塗装部分にツヤを出す、いわば『ボデーペン ボカシ剤』と『ボデーペン クリアー』が一体化したような、エアータッチ補修には欠かせないアイテムです。
カラー塗装した部分が乾かないうちに、さっそくスプレーしていきます。こちらもエアータッチ同様、一か所に集中してスプレーすると垂れの原因になりますので、少し離し気味にカラー塗装した部分より少し広範囲をスプレーするようにします。

エアータッチ専用仕上げスプレー』のスプレーが終了したら、いよいよ完成です。
マスキングをはがした写真がこちら。ぱっと見た感じ、どこにキズがあったのか全く分からないくらいになりました!
近くに寄った写真がこちら上のキズはほぼどこにキズがあったのかわからないレベル。下のキズはやはり深くえぐれた部分を平滑にはできませんでしたので、ペイントした後もうっすらと2本の線が残っている状況ではあります。ただし、かなり下からのアングルでないとわからないレベルですので、まあまあ及第点といったところではないでしょうか?

アングルは異なりますが、『エアータッチ』補修前のこちらの写真と比べるとその差は歴然です。いかがでしたでしょうか?
撮影しながらの作業だったので、45分程度かかってしまいましたが、本来なら30分程度の作業でここまで補修することが可能です。

皆様の中にも、ついうっかりバンパーをこすってしまったけど、そのまま放置している・・・という方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひご自身の愛車のカラーにあった『タッチアップペン』で『エアータッチ』補修してみてください。
驚くほど簡単に、短時間でキズを目立たなくさせることができますよ。

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