2014年9月26日
自分でできるDIY補修道 バンパー補修 前篇
みなさん、こんにちは。
ソフト99 広報部 スギオカ です。
こちら関西エリアでは、夏にはなかった雲ひとつない秋晴れの日も多く、涼しい秋風のおかげで過ごしやすくなってきました。
美味しい秋を探して、山へ、海へ、愛車でドライブに出かけてみてはいかがでしょうか!
さて、今回のブログネタは スギオカの専売特許 「補修ネタ」 です。
少し前に、親から「車にキズをつけてしまった」との連絡があり、修理に出そうか迷っているとのこと。
そのキズがこれ。
意外になかなかのキズでした。。
帰省のタイミングに、ちょこちょこっと直してしまえるレベルだと思い、コンパウンドだけ持参で帰ったのですが、塗装がはがれるレベルのバンパーのキズでした。
結局過日は、車のカラー№をチェックして帰宅となりました。
現行タイプのトヨタ ヴィッツのカラー№はこちらから分かります。参考になさってください。
仕切り直して 2週間後。
商品はキズの画像を タナカB に見せ、必要な商品をそろえてもらいました。
※その他 バケツ、捨てて良いタオル、カッター を用意しました。
自宅を出発する前になんとか気付いたので、個人所有物から、かなり量が減ったバンパープライマーと、チビ缶のボカシ剤を見つけ出すことができました。
2品ともにバンパー補修には必需品、注意してくださいね。
日暮れも早くなってきましたので、早速作業に入ります。
改めてキズをチェック。
バンパー特有のガリキズ。
ボディのように凹みになることは少ないですが、こすれた部分にバリのようなものが発生することが多いのが特徴。
キズの部分の凹凸をなくして、塗装する下地を作っていく作業をするわけですが、そのまま耐水サンドペーパーをかけるとバリが悪さをしてペーパーに絡み、余計にキズをつけることがあるためまずは、カッターでクリーニング。
そして、いよいよ『耐水サンドペーパー』の登場です。
こちら、150番、320番、600番、1000番と4種類の耐水サンドペーパーがセットになった便利な商品。
初めの作業は一番研削力の高い150番で作業をスタートします。
その際、均一に磨くことができるよう『耐水サンドペーパー用研磨パッド』を合わせて使用することを強く推奨します。
キレイに仕上げるためには、この後の作業のパテ研磨、プラサフ研磨には絶必の商品です。
サンドペーパーを研磨パッドのスリットに挟むようにしてセット完了。
必ず水に濡らして作業スタートです。
ここでは、キズの中に残っているバリの除去、細かいキズの除去、キズと塗装との段差をなくす、ことを意識して思い切って“ごりごり”やっちゃいましょう。
塗装が削れて、バンパーの黒い樹脂が見えてきます。徐々に平滑になり、サンドペーパーで除去できない凹み(=キズ)がはっきりしてくると思います。
その部分は、パテを埋めて平滑にしますので安心してください。
最後に、キズよりやや広めに、パテの密着を高めるための「足つけ」として、ペーパーで軽くこすっておきましょう。
パテはキズより大きく塗っていきますので、少し広いめに作業しておくのがミソです。
磨いた部分は、少し白っぽくなっているのが分かりますか?
そして最後に残った磨きカスや水分をタオルで拭きあげておきます。
次に、磨いて除去できなかったキズにパテ埋めをします。
その前に、必ず実施してもらいたい作業が2点。
① 『シリコンオフ』での脱脂
② 『バンパープライマー』でのパテの密着強化
です。
『シリコンオフ』は他の補修作業でも必ず登場する、補修の必需品です。
スプレーして拭きあげるだけで、パテや塗料の密着を阻害する汚れや油分を効果的に除去できます。
続いて『バンパープライマー』。
バンパーの樹脂表面には、パテや塗料が定着しずらい素材が使われています。
『バンパープライマー』は、バンパーの素材、塗料・パテともに相性がよく、良品を強固に定着させるための接着剤のような役割をはたします。
使い方は簡単。黒い樹脂がむき出しの部分に30㎝ほど離して、薄くスプレーするだけ。
垂れやすいので、注意してください。
見てのとおりほぼ透明に仕上がります。※15分ほど乾燥
いよいよ、パテ塗りです。
今回はバンパー専用の2液性パテ『バンパーパテ』を使用します。
厚紙などに、①の主剤と②の硬化剤を同じ長さだけ出します。
主剤と硬化剤を軽く混ぜ、その後は少しづつヘラで潰すようにすると良く混ざります。
混ぜが甘いと、硬化しないこともあります。十分に混合するようにしてください。
パテをしっかり混ぜ合わせたら、早速パテ塗りスタート。
パテの硬化はどんどん進みますので、手際良く進めるのがコツ。
まずはパテを少量ヘラにとり、細く、深い傷に埋めこむように塗っていきます。
その後、キズを覆うように、パテを薄く広く塗りつけましょう。
ここで、匠の隠し技。パテのエッジ部分に段差があると、パテの研磨時の作業がとても大変です。
段差をなくすように、ヘラでならしておきましょう。
ひとまず、ここで小休止。
パテを完全に硬化させます。
この時期なら、約1時間で硬化します。
約1時間後。
パテが硬化したかどうかをまずチェックします。
この時、残ったパテで硬化確認するといいでしょう。
パテが硬化したことを確認ができたら、続いてパテ研磨です。
またサンドペーパーが登場。まずはサンドペーパーの320番。
同じく研磨パッドに巻いて磨いていきます。
ここでも、匠の隠し技。
パテ研磨は“エッジ部分”からが鉄則です。
パテは元の塗装や樹脂と比較して減りが早いので、中心部分から磨いていくと先にパテが減りすぎてしまい、エッジの段差を落とす作業の際にパテがなくなってしまうことがあります。
ですから、必ず先にパテの周辺部のエッジの段差を落としてから、中心部のパテを磨き、段差がなくなるよう仕上げていきます。
この程度まで磨けたら、パテ磨きの仕上げに入ります。サンドペーパーを600番に変更し、より滑らかに仕上げていきます。
パテ全体を磨きながら、もとの塗装との段差が感じられなくなるまで磨いていきます。
随時、指の腹で段差確認をすると良いです。
磨きあげて完成したのがこちら。
目視では分かりにくいですが、キズ跡だけでなく、パテの段差もほぼ分からない下地が完成しました。
バンパーの黒い樹脂が見えていて、なかなかグロテスクな仕上がりですが、ノープロブレムです。
ここから、いよいよ「塗装」となりますが、今回はここまで。
次回は『プラサフ』作業からスタートさせていただきます。
終了後、どれくらいキレイになるかご期待ください。
最後に匠から、バンパー補修 下地作りの心得を一言。
“サンドペーパーがけは「思い切り」と「繊細さ」が命”
>>続き「自分でできるDIY補修道 バンパー補修 後篇」はコチラから<<
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ブログを読んでいただいた皆さん!
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