未塗装樹脂パーツの白化の原因と対策

こんにちは。99ブロ編集長のタナカBです。

車の汚れやキズ、経年劣化で生じる様々な困りごとにフォーカスしたお手入れのお話、勝手に「経年劣化」シリーズと略させていただきますが、前回の「メッキパーツ」、前々回の「ヘッドライト」…と、続いていますが、今回は「未塗装樹脂パーツ」についてです。

実は、99ブロでも人気記事の上位には常に未塗装樹脂パーツに関する記事が来ています。思った以上にみなさん、未塗装樹脂パーツのメンテナンスには関心が高く、白ボケ・白化に悩んでいるのではないかなと感じています。

そもそも、未塗装樹脂パーツは車のどこにあるのかというと・・・

・バンパー
・ドアミラー
・ワイパーやフロントガラスの周辺

他にも、タイヤハウスの周辺など、車にはあらゆるところに未塗装樹脂パーツが存在しています。

こちらもヘッドライトなどと同じように、紫外線、気温上昇による熱の影響や、雨による汚れが原因となり劣化してきます。

白ボケてくると何が悪いの？ということですが、見た目があまりよくないです。
ここで以前、ご紹介いたしましたこちらの軽トラック、ご覧いただけますか？
だいぶ年季の入った軽トラックなので、かなり白化が進んでいました。

それが、未塗装樹脂パーツの黒さがよみがえるとこんなに違うんです。パキッとするというか、メリハリがつくといいますか。

じゃあ、黒はどうすれば蘇るの！？そこ、知りたいですよね！
洗車しただけ…
では、残念ながら戻りません。

「専用のコーティング剤を塗ること」
これが一番簡単で効果がある方法です。

コーティングをする前にやっておきたいのが、下地処理。
しっかり汚れを落としておくだけで、後から塗るコーティング剤の密着度が変わってきます。基本的には、シャンプー洗車で汚れを落とせばOKです。ただ、さっきも言いましたが、汚れを落としただけでは白化は元に戻りません。

それから、専用のコーティング剤を塗ります。パキッと、黒くなりました。きれいですね。元の状態と比べてみると一目瞭然です。

このコーティング剤は単なる艶出し剤ではなく、空気中の水分と反応して硬化被膜を形成するタイプなので、コーティングした後、しばらくはシャンプー洗車や雨などですぐに落ちてしまうことはありません。
保管環境によっても変わってきますが、だいたい半年くらいはもつものが多いです。

ただ、専用のコーティング剤を塗っても、再び、熱や雨風に晒されれば劣化し、白化が進んでしまうのは避けられません。
また白っぽくなってきたなという時には塗り直す必要がありますが、定期的に塗ることによって黒黒とした艶をキープできますので、洗車のついでなどこまめにメンテナンスしてみてください。

最後に、編集長のタナカBがおすすめする未塗装樹脂パーツ専用のアイテムを2つほど紹介させてください。

まずひとつは『ブラックパーツワン』です。

こちらの特長は、専用のクリーナーが付いているということ。
クリーナーを使うことで、シャンプー洗車だけでコーティングをするとき以上に、しっかり汚れ落としができ、コーティングの密着を高める効果が期待できます。

もうひとつはこちら、『99工房モドシ隊 ゴム＆未塗装樹脂光沢復活剤』

とにかく手軽にできるのが特長のアイテムです。
シリコンオフシートが付属されており、汚れ落としはこちらでサッと拭くだけで済みますので、とにかく手軽にメンテナンスができます。
少々長めの商品名にもあるとおり、未塗装樹脂パーツだけでなく劣化してきたゴム系や軟質樹脂系素材のパーツの艶出しとしても併用ができるので、こちらも人気です。

動画では作業方法がわかりやすく見せていますので、チェックしてみてください。

クルマの未塗装樹脂パーツの白化の原因と対策、いかがでしたでしょうか。
ここを黒くしておくと、車が格段にきれいに見えますので、一度お試しください！
ぜひ、自分が使いやすい未塗装樹脂パーツ専用アイテムを見つけて、セルフメンテナンス、実践してみてくださいね。