足回りの洗車方法と注意点とは？汚れる原因などについても解説

車の足回りは汚れが目立ちやすい箇所であるため、キレイな状態にしたいと思う場合も多いといえます。しかし、効果的な洗車方法が分からないケースもあるでしょう。今回は、車の足回りが汚れる原因、足回りの効果的な洗車方法と注意点などをみていきます。

車の足回りが汚れる原因とは

ここでは、車の足回りが汚れる原因についてみていきましょう。

①土や砂などの汚れ
車のパーツは地面に近いほど汚れやすいため、足回りは汚れがつきやすい箇所だといえます。例えば、未塗装の道路の場合、土や泥が付着しやすく、アスファルトを走行した場合も砂やホコリなどの汚れを避けられません。

②ブレーキダスト
ブレーキダストは、ブレーキをかけた際に出る金属粉が水分や油分を含んだ汚れです。主成分が鉄であるため、放置すると酸化しサビとなります。ホイールやタイヤに付着したまま放置した場合、タイヤを傷める原因になる点も知っておきましょう。

足回りの洗車方法と注意点

ここからは、足回りの洗車方法と洗車を行う際のポイントについて解説していきます。

①洗車方法
足回りの洗車は、次のような手順で行いましょう。

1.タイヤハウスの汚れを水で洗い流す
タイヤハウスは汚れに気がつきにくい場所であるため、最初に洗車することを推奨します。砂や泥などが固着しているケースが多いため、ホースや高圧洗浄機を使い水で洗い流した後、ブラシで洗いましょう。汚れが落ちにくい場合は、カーシャンプーを薄めたものを使用すると効果的です。

2.タイヤの汚れを落としブラッシング
高圧洗浄機やホースを使い、水でタイヤに付着した砂や泥などの汚れを洗い流します。高圧洗浄機を使用する際には、タイヤを傷めないためにも、タイヤから40～50cm程度離して放水しましょう。
汚れを水で洗い流した後は、スポンジやブラシでブラッシングを行います。ブラッシングは全体を擦った後にサイド部分、接地部分の順番に洗いましょう。

3.ホイールを洗う
ホイールについた汚れは、汚れが落としやすくなるようホイールクリーナーを使用しながら、スポンジやブラシで磨いていきます。ホイールを洗う際には表面と奥を丁寧に洗いましょう。

4.洗剤を流す
すすぎが不十分で洗剤の成分が残ってしまうとタイヤを劣化させてしまうため、水で念入りに洗剤を洗い流します。

5.拭き取り
吸水性のある洗車用クロスで水分を拭き取ります。拭き取りに使用する洗車用クロスは、効率的に作業を行うためにも数枚は用意しておきましょう。

②スタッドレスタイヤ洗車時のポイント
スタッドレスタイヤには、凍結した路面の水膜を取り除くために「サイプ」という細かい切れ目が刻まれています。サイプの中に融雪剤やその他の汚れが蓄積することから、ノーマルタイヤ以上に丁寧に洗う必要があります。

足回り洗車のメリットとタイヤ点検時のポイント

ここでは、足回り洗車のメリット、タイヤ点検時のポイントをみていきましょう。

①見栄えが良くなる
見た目として、足回りが汚れていると車全体の印象がぼやけてしまいます。そのため、洗車を行いキレイな状態にしておくことで、見栄えが良くなります。

②タイヤ点検時のポイント
足回り洗車をする際は、タイヤ点検を行うのに適したタイミングといえます。洗車後にタイヤ点検を行う際は、摩耗具合や亀裂の有無、小石などが挟まっていないかを確認しましょう。異常がある場合には、タイヤ交換や修理工場での点検を推奨します。