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手洗い洗車や洗車機の利用時にエンジンを切るべき理由などを解説

洗車機を利用する場合だけでなく、手洗い洗車を行うタイミングでも、車のエンジンを切った方が良いと聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。エンジン停止を行う理由は、安全面や車両保護が関係しています。今回は、手洗い洗車や洗車機の利用時にエンジンを切るべき理由について解説します。

手洗い洗車でエンジンを切るべき理由

洗車の画像

ここでは、手洗い洗車でエンジンを切るべき理由をみていきましよう。

①誤操作で車が動く

シフトレバーの誤操作や車内にいる方がペダルを踏んでしまった場合は、意図せずに車が動き出すリスクがあります。仮に、手洗い洗車を行っているときに車が動いてしまったら、接触や巻き込み事故につながる可能性もあります。

②車の電装部品が誤作動を起こす

自動開閉式のドアミラー・オートワイパー・スマートキー連動機能などが搭載されている車であれば、水滴や振動に反応し、誤作動を起こす可能性があります。たとえば、洗車作業中にドアミラーが突然開閉した場合は、作業者の手や洗車道具が挟まれる可能性があり、ケガや部品破損につながるでしょう。

③熱でムラやシミができやすくなる

エンジンが高温な状態で洗車を行った場合、ボディにかけた水やカーシャンプーが蒸発しやすくなります。そして、水分に含まれている成分は蒸発した場合、ボディにシミとなって残る可能性があるといえます。

そのため、洗車するタイミングでは、エンジンを切り、温度を低下させることが大切です。

洗車機の利用時にエンジンを切るべき理由

車の画像

洗車機の利用時にエンジンを切るべき理由をみていきましょう。

①車の誤発進を防ぐ

洗車機の使用時には以下のようなリスクが考えられます。

  • ドライバーが無意識にブレーキペダルから足を離す
  • 誤ってアクセルを踏む

仮に洗車機の稼働中に誤発進した場合には、洗車機本体や他の設備との接触や車の損傷、重大な事故につながる危険性があります。

②意図しない動作リスクを防ぐ

洗車時にエンジンを切っていない場合、次のようなリスクがあります。

  • ワイパーやドアミラーが意図せずに反応し、洗車機のオートパーキングが誤作動する
  • 洗車機側のセンサーが誤反応を起こし、洗車動作が中断・停止する
  • オートパーキングやオートロックなどの制御システムが誤作動し、車両が動いたりロックが繰り返されたりする

また、車や洗車機の損傷につながるトラブルとなる可能性も否定できません。そのため、必ず車のエンジンは停止しましょう。

③エンジンルームへ水が浸入しにくくなる

エンジンが稼働している場合は、エンジンルームの吸気口が開いている状態であるため、水が入りやすくなります。エンジンルーム内の電装部品が濡れると故障やショートの原因となるため、高額な修理費用がかかる可能性も否定できません。

場合によっては、大量の水によってエンジンそのものが破損するケースも考えられるため、安全性と車両保護の観点からエンジンの停止を行うことが大切です。

 

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