車のキズ消し剤の種類と特長とは?使用するときの注意点などを解説

車のキズは、走行中の接触や衝突だけでなく、洗車中の不注意でも起こり得ます。そのうえで、キズを目立たない状態にしたいと思っても、難しいと感じている方も多いのではないのでしょうか。今回は、車のキズ消し剤の種類と特長、使用するときの注意点をみていきましょう。
車のキズ消しはDIYでできる
ここでは、DIYによる車のキズ消しについてみていきましょう。すべてを専門業者に任せる必要はありません。市販のアイテムを使うことで、浅いキズをDIYできれいにできます。
①DIYで車のキズ消しを行うメリット
プロにキズ消しを依頼すると費用が高額になるケースが多いものの、DIYで行えば費用を大きく抑えることが可能です。また、自分でキズ消しを行えば、メンテナンスの知識や技術が身につきます。
DIY後は、達成感や満足感を得られるといったメリットも魅力のひとつです。
②大きくて深いキズはDIYで補修するかプロに依頼することを検討
小さなキズや表面だけの薄い擦りキズであれば、DIYで比較的簡単に改善することができます。しかし、深いキズや大きな凹みの場合、自分でDIY補修をするにはある程度の知識や経験が必要となります。
そのため、大きなキズが補修できるか不安な場合はプロへの依頼も検討しましょう。
車のキズ消し剤の種類と特長
ここでは、車のキズ消し剤の種類と特長をみていきましょう。
①コンパウンド・ワックス
コンパウンドタイプは、車の表面を削って目立たなくするキズ消し剤です。引っかきキズや軽い擦りキズを目立たなくさせる際に適しています。液状・チューブ状・シートタイプなどさまざまな形状がある点も特長だといえるでしょう。
ワックスタイプはキズに成分が入り込み、表面を埋めることで目立ちにくくなる効果があります。また、車の光沢を取り戻す効果にも期待できます。
②タッチアップペンやシール
タッチアップペンは車のボディカラーに応じた塗料で、小さなキズなどにピンポイントで修理が可能です。価格も比較的低単価で、初めての方でも扱いやすい点が特長となります。
シールタイプは貼るだけなので簡単にキズを隠せます。そのため、他のタイプでDIYが難しいと感じる方にはおすすめです。ただし、一般的な赤や白といったカラーしかなく、車種のボディカラーに応じたものは有りません。
③パテやスプレー塗料
パテは凹みを埋めるための補修アイテムです。そのうえでボディカラーにあったスプレー塗料を塗装することで大きなキズや凹みにも対処することが可能です。ただし、パテを使用する補修は作業工程が多くなるため、DIYに慣れていない場合には難易度が高い作業になります。
車のキズ消し剤を使用するときの注意点
ここでは、車のキズ消し剤を使用するときの注意点をみていきましょう。
①ボディカラーに合ったキズ消し剤を使用する
色つきのキズ消し剤を使用する場合、車のボディカラーと同じ色を使用することが大切です。補修する車のカラーと異なっている場合、使用した部分が目立ってしまうため、注意しましょう。コンパウンドやワックスも濃色車用・淡色車用が分かれているものもありますので、自分の愛車のボディカラーに適合したものを選ぶようにしましょう。
②作業に慣れていない場合は簡単なものを使用する
作業が簡単な商品を選ぶことで、失敗しにくく、安定した仕上がりが期待できます。中でも、ワックスやコンパウントは簡単に使用できるため、他のタイプと比べると慣れていない方にも扱いやすいタイプです。慣れてきたら他のタイプにも挑戦してみましょう。