2018年6月25日
バンパーのキズ!はじめて本格DIY補修にチャレンジしました‐パート1:パテ埋め編‐

こんにちは
キタウラです。
いつもブログに登場している我が家の愛車なのですが、実は助手席側のフロントバンパーに問題をかかえています。
さかのぼること1年半年ほど前。
妻が子供を送迎した際に、駐車場で車同士が接触してしまい、バンパーに削れたキズができてしまいました。当時の私はソフト99に入社して間がない頃で、広報部とは別の部署に所属していたこともあり、ほとんど自動車のDIY補修に関する知識が備わっていない状態でありました。
とはいえ、落ち込んでいる妻の姿を見て、これはなんとかしないといけない!と思い、すぐさま補修ができそうな製品を揃え、表面のキズのささくれ取りとペイント補修を行いました。
しかし、そのような状態で行った補修は、お世辞にもキレイな状態とはいえませんでした。
少し近寄った写真で見ると、補修した部分が黒ずんでいるのがお分かりいただけるかと思います。
更に近寄ってみると、バンパーのエッジ部分には削れた形がクッキリと見え、スプレーのムラもひどいものです。
下部も塗装が削れた部分の跡がうっすら見えています。
そして、側面にはスプレーによる液ダレの跡がクッキリ・・・
当時、知識がほとんどなかった状態で行った補修とはいえ、非常に恥ずかしい状態のまま放置してしまっておりました・・・。
現在はソフト99の広報部員として1年半が経過し、当時より車のDIY補修や製品に関する理解が進んだ今なら、もっとキレイに補修ができるのではないか!ということで今回、本格的なDIY補修にチャレンジすることを決意しました。
今回の補修を行うにあたっては、ソフト99の99工房ブランドサイト「補修ナビ」を参考に進めていきます。
「補修ナビ」は、自分の車のキズの症状とどのように直したいかといった項目を選択するだけで、補修方法とその補修に必要な製品を案内してくれる「補修ナビゲーション機能」が搭載されていて補修初心者の方にも心強いウェブサイトです。
今年の3月、より見やすく、分かりやすく、便利なブランドサイトとして完全リニューアルをおこなったことで、更に見やすくなっているので、愛車のキズでお悩みの方は是非一度確認してみてください。
まず、今回バンパー補修を行うにあたり準備した製品がこちら!
かなりの種類がありますが「補修ナビ」を確認することで、必要な製品は何かを教えてくれたので、スムーズに準備を進めることができました。
では早速・・・
約1年半の間、キズを目立たなくしてくれていた思い出のペイントを落としていきたいと思います。
こちらの『エアータッチ専用 やり直しスプレー』でペイントを簡単に落とすことができますので、キッチンペーパーなどにスプレーし、ペイントを落としていきます。尚、広範囲のペイントを落とす際は、『スプレーシンナー』をご利用いただく方が便利です。
表面のペイントが落ち、当時のキズが現れました。
ライト下のエッジ部分のキズはもっとも長く目立ちます。
下部には、えくぼのようは二つのキズが・・・
バンパーの曲線にそって、部分的にキズが入っています。
改めて、キズを目の当たりにし、本当に自分一人でキレイに補修ができるのか・・・
多少の不安とともに、今回は、99工房「補修ナビ」の「深くえぐれたバンパーのキズ補修:近くから見ても目立たない」の工程に沿って補修をスタートしていきます。
まずは、下地研磨から。
『耐水サンドペーパーセットM』『サンドペーパー用研磨パッド』を使います。
耐水サンドペーパーの150番を研磨パッドにセットし、周辺部と同じ高さになるよう研磨していきます。キズのささくれなどは残らないようにしっかりと研磨します。前回の補修の時に、ある程度キズの研磨は行っていたので、ここは軽くですみました。
サンドペーパー研磨は、水をはったバケツを用意し、ペーパー表面をこまめに濡らしながら磨いていく必要があります。磨き続けると目詰まりしてしっかり磨けなかったり、削りカスでせっかくならした場所にキズが入ったりするので、しっかりペーパー表面を洗いながら進めましょう。
指で触って確認して、目立った段差がなくなりましたので、次の工程に進みます。
次は『シリコンオフ チビ缶』で表面の油分を脱脂します。表面に油分が残っているとパテとかペイントがはがれる原因になるので、忘れずに行ってください。
スプレーした後、キッチンペーパーやキレイなタオルで表面を拭き取ります。
油分を落としたら、次からはパテ埋めの工程に入っていくわけですが、その前に『バンパープライマー』をスプレーします。樹脂製のバンパーはパテやペイントが密着しにくい素材のため、そのままパテをしてしまうと、走行時の振動などでパテが剥がれてしまいますので、必ず『バンパープライマー』をスプレーしておく必要があります。『バンパープライマー』は、樹脂とパテとの密着性を高めるアイテムですので、忘れずスプレーするようにしましょう。
尚、『バンパープライマー』は非常に垂れやすいため、同じ箇所に何秒もスプレーしないよう注意してください。
缶をよく振り、25~30cm程度離した所からノズルをしっかり押し込み、シュッ、シュと吹きつけるイメージです。
文章に書くのは簡単ですが、実際にスプレーするときは非常に緊張しました。リラックスしてスプレーできるよう、初めにダンボールなどでスプレーの練習をおすすめします。
もし液がタレてしまった場合は、『耐水サンドペーパーセットM』の1000番で液ダレしてしまった部分を、水に濡らし軽く研ぐようにして再度チャレンジしてください。
『バンパープライマー』が乾燥したら、いよいよここからパテを塗っていきたいと思います。
この工程では『バンパーパテ』を使います。
『バンパーパテ』には1つヘラが付属していますが、パテを塗る範囲が大きい、広い場合などは、『パテヘラ6枚セット』も準備しておくと良いでしょう。
『バンパーパテ』の主剤と硬化剤を1:1の割合で『パテ用ペーパーパレット』に出し、パテの中に空気が入らないよう意識しながらしっかり練り合わせていきます。混ぜ合わせが不十分だと、しっかり硬化しませんのでこれでもかというくらい混ぜましょう。
パテの混合ができましたら、まずは付属のヘラにパテを取り、キズの部分に押し付けるように、しっかりパテを埋め込んでいきます。パテをキズに埋め込んだら、次はキズより少し広い範囲を周囲の塗装面より高くなるように盛り上げていきます。
キズで段差ができていた部分に、パテを塗り込むことができました。
ここからはしばらくパテの乾燥待ちです。乾燥時間の目安は20℃で約1時間ですので、それより寒い時は乾燥時間を長めにとるようにしてください。固まったかどうかは、パレットに残っているパテなどで確認しましょう。
朝から開始し、ちょうどお昼時になりましたので、昼食を取り乾燥を待つことにします。
パテが固まったことを確認できたら、次はパテを塗っていない塗装面との段差をなくすための研磨作業を行います。まずは『耐水サンドペーパーセットM』の320番で大きな凸凹を研磨し平滑にしていきます。バンパーの形状をイメージしながら整え、削り過ぎには注意しましょう。
ある程度滑らかになりましたら、600番で段差を感じなくなるまで仕上げていきます。
もし研磨の途中で、パテの気泡による穴が出ましたら、再度その上からパテを埋め、硬化後再研磨してください。
指の腹で表面をさすりながら研磨していき、段差を感じなくなったら完成です。ここで少しでも引っかかりを感じるようであれば、ペイント後にその跡がくっきり目立ってしまうので、指に神経を集中し丁寧に仕上げましょう。
研磨後のカットです。塗装面との境目がぼんやりと見え、段差が感じられなくなりました。
見た目はまだまだの状態ですが、キズによる段差が完全になくなり、これでペイント前の下地づくりが完成しました!
今回のレポートはここまでとなります。
次回「バンパーのキズ!はじめて本格DIY補修にチャレンジしました‐パート2:塗装編‐」にていよいよ『ボデーペン』を使った塗装工程に入っていこうと思います。
果たしてキレイなバンパーを取り戻すことができるのか!
乞うご期待ください。
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初めてでもできる!キズの程度に応じて愛車のDIY補修にぜひチャレンジしてみてください。
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