2022年1月12日
ホイールのガリ傷を『アルミパテ』で補修する

みなさん、こんにちは。
99ブロ読者の一部の方からはご好評?の、タナカAの補修レポート、今回は、アルミホイールにできたガリ傷の補修となります。
過去にクニムネより『ホイール貼るだけシート』を使ったレポートはあるのですが、今回は、まだ投稿していないネタとして、『アルミパテ』を使った、アルミホイールのガリ傷の本格的な補修にチャレンジしていきたいと思います。
ということで、タナカAが数年放置したままだったアルミホイールのガリ傷がこちら。
なかなか深くえぐれており、かなりキズ跡が目立ってしまっています。この、みすぼらしいアルミホイールのガリ傷を、下の写真のアイテムを使って、目立たなくなるよう補修していきたいと思います。
まず最初に、補修の前にしっかりと洗車して、ホイールやタイヤの汚れを落としてから、ガリ傷の研磨作業で補修部分以外を傷つけないように、『曲面用マスキングテープ』でタイヤ部分とホイール部分のマスキングを行い保護していきます。
『曲面用マスキングテープ』はその名の通り、曲面や曲線に貼りやすいよう、クレープ(ちぢみ)加工されたマスキングテープです。普通の『マスキングテープ』より、ホイールの湾曲などは非常に貼りやすく便利ですので、ぜひお試しください。
研磨時、マスキングテープが1枚だけならば、マスキングの上から削れてしまい、削ってはいけない部分にキズが付いてしまうこともありますので、そのような部分へのマスキングは、複数枚を貼り重ねるようにしましょう。
今回はタイヤ部分は2重、ホイール部分は3重に貼っておきました。
ここからは研磨作業。『耐水サンドペーパーセット M』の150番を『サンドペーパー用研磨パッド』に巻き付け、アルミホイールのガリ傷のササクレを削り落としていきます。
しっかりと研磨し、黒っぽくなっていた元のガリ傷はなくなりました。
ここからが本日のメインイベント。
『アルミパテ』を盛って、アルミホイールのガリ傷を補修していきたいと思います。
まずは、削りカスや油分など、パテの天敵となるものを、おなじみの『シリコンオフ チビ缶』でしっかり脱脂し、補修部分をキレイにします。
99ブロの補修レポートではほぼ毎回出演している『シリコンオフ チビ缶』。
ほとんどの補修の工程で脱脂は必要となりますので、みなさん、補修をされる際は、『シリコンオフ チビ缶』のご用意をお忘れないようにしてくださいね。
脱脂した後は、『アルミパテ』が余計な箇所につかないように、再度アルミホイールのガリ傷周辺をマスキングしておきます。
いよいよ、パテ盛りです。
『アルミパテ』の主剤と硬化剤を3:1の割合で『パテ用ペーパーパレット』に出し、
付属のパテヘラでしっかりと混ぜ合わせていきます。
この混ぜが甘いと硬化せず、また、『アルミパテ』はパテを盛るときの成形がしやすいよう、元々硬化時間が遅いため、硬化できていないと分かった時は、大幅に時間をロスしてしまいますので、これでもかというくらい混ぜ合わせしておいたほうがいいです。
しっかりと混ぜ合わせたら、『アルミパテ』をアルミホイールのガリ傷に盛っていきます。
ガリ傷部分にパテが入り込むように、ヘラでしごきながら、薄く塗っていくことがポイントです。
先ほども記載しましたが、この『アルミパテ』は硬化時間が遅いので、パテ盛りの作業は比較的ゆっくり(作業時間1時間以内)できますので、後のパテ研磨が楽になるよう、しっかりと『アルミパテ』を成形して、キレイにパテ盛りするようにしましょう。
『アルミパテ』のパテ盛りが完了しました。
ここから、硬化まで4時間くらいかかりますので、マスキングを剥がして待ちます。
・・・4時間後・・・
『アルミパテ』がしっかりと固まりました。
ここから『アルミパテ』を研磨して、平滑にしていきます。
研磨部分以外を削ってしまわないよう、再度タイヤ部分とホイール部分をマスキングし、『耐水サンドペーパーセット M』の600番→1000番と使い、面を均一に出していきます。
指でなぞりながら、『アルミパテ』を平滑にしていきます。力いっぱい研磨してしまうと、マスキングしていないアルミホイール部分もがっつりと削ってしまうことになりますので、パテ部分だけを慎重に研磨していくようにしましょう。
ということで研磨が完了しました。
研磨後の写真がこちら。
『アルミパテ』を平滑に研磨したことで、『アルミパテ』の中に含有されているアルミ粒子が削られ、若干黒っぽくなっている箇所も一部ありますが、結構キレイに仕上がりました。
元のガリ傷がこれですので
補修前と補修後では雲泥の差!
少し離れて見た感じがこちら
元のガリ傷がほとんどどこにあったかわからないレベルにはなりました!
『アルミパテ』を使ったアルミホイールのガリ傷補修は、なかなか時間がかかってしまいますが、工程通りしっかりと補修すれば、ある程度ガリキズをわからなくすることができますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
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初めてでもできる!キズの程度に応じて愛車のDIY補修にぜひチャレンジしてみてください。
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