2014年10月3日
自分でできるDIY補修道 バンパー補修 後篇

こんにちは。一週間ぶりとなります。ソフト99 広報部 スギオカ です。
“自分でできるDIY補修道 バンパー補修 前篇”お読みいただけましたか?
今回はいよいよ仕上げの段階となります後篇です。
前篇で実施した細かい下積みがいきてくる、塗装篇となります。
前回は、パテ塗り、パテ研磨&面出しで終了していました。
早速塗装、といきたいところですが、改めて使っておきたい商品があります。
『シリコンオフ』と『バンパープライマー』の2品です。
使い方は先にご説明したとおり。
『シリコンオフ』は広くスプレーして、キレイなウエスで拭きとるだけ。
『バンパープライマー』は、バンパー樹脂がむき出しになった部分(ここでは黒い部分)にスプレーするだけの作業です。
そして、カラー塗装前の下地塗装『ボデーペン プラサフ』に移ります。
『ボデーペン プラサフ』を事前に塗ることで次の効果が得られます。
① カラー塗装の密着強化
② 防錆効果※バンパーはサビませんが
③ パテがカラー塗料を吸い込むのを抑制し仕上がりを平滑にする
というのがメインの効果です。
『ボデーペン プラサフ』はスプレーなので広く飛沫が飛び散りますので、事前にマスキングをします。
『マスキングテープ』(左)は必須。
『幅広マスキングシート』(右)があれば、より便利です。
キズ部分とその周辺部をむき出しにするよう、『幅広マスキングシート』で覆うように隠していきます。
パーツが分かれている部分については、その部分で仕切るように貼るといいでしょう。
『幅広マスキングシート』はひらつきますので、 『マスキングテープ』で留めるようにしましょう。
また、タイヤホイールなども忘れずに。
『幅広マスキングシート』がなくても、新聞紙などでも代用ができますよ。
これで完成です。
それでは、『ボデーペン プラサフ』塗装です。
顔料が底に溜まりやすいので、缶の中の撹拌球(かくはんきゅう)がカシャカシャと音がするようにしっかりと混ぜてください。
混ぜすぎと思うほど、しっかりと振りましょう。
それでは、スプレースタート。
キズの部分を隠すように、スプレーしていきます。
一度に厚塗りは禁物。
スプレーして → 乾燥
これを3回以上繰り返して仕上げていきましょう。
少し厚めの『ボデーペン プラサフ』塗装膜を作るように進めてください。
もし塗装が薄いと感じたら、余分に塗り重ねるようにしてください。
1回塗り
2回塗り
3回塗り
今回は3回で塗りあげました。
そこで、マスキングをチェック。
ほら、こんなにスプレーダストが飛んでいます。
マスキング、とても大事です。
そして、『ボデーペン プラサフ』が完全に乾燥してから、マスキングを外します。
※タイヤは外さなくても大丈夫でしたので残しました。
外すとこんな感じ。
それでは、『ボデーペン プラサフ』の研磨仕上げです。
上記しましたが、キズの部分を隠すように集中的に塗装していますので、周辺部分の塗装膜は薄い状態となり、この後の研磨仕上げがとても楽です。
ここでは『耐水サンドペーパー』の1000番を使って仕上げていきます。
まずは、パテの研磨と同様、『ボデーペン プラサフ』が不要な周辺部分から落としていきましょう。
『ボデーペン プラサフ』の部分が大きいと、塗装範囲が広くなりますので、キズのサイズよりやや大きいくらいで『ボデーペン プラサフ』の塗装膜が残るように仕上げるのがコツです。
そして最後に全体を磨き、段差が全くないツルツル状態に仕上げましょう。
『ボデーペン プラサフ』作業完了。
続いてカラー塗装に移りたい、ところなのですが、せっかくなのでもうひと手間。
少しでもカラー塗装の色合わせがうまくいくように、元の塗装の劣化膜を除去しておきましょう。
使用する商品は『コンパウンド細目』と『コンパウンド専用スポンジ』
塗装する部分周辺を広くコンパウンドで磨いておきます。
ふぅ。
チカラ作業完了です。そろそろ、暗くなってきましたので、次をいそぎます。
再度『シリコンオフ』での脱脂作業。
先ほどのコンパウンドも残さず拭き取ります。
そして、カラー塗装用のマスキングに移ります。
バンパーの塗装では、バンパー全体をむき出すようにして、それ以外の部分については広くマスキングしましょう。
ドア・ハッチなど開閉できる部分は、開けた状態でマスキングすると良いでしょう。
また、塗装は予想以上に広く飛びます。
画像のように、窓、ルーフなど大きくマスキングするように心がけてください。
それでは、いよいよカラー塗装スタートです。
99工房『ボデーペン』でスプレーしていきます。
今回定番カラーにない色目でしたので、タナカBが『ボデーペン オーダーショップ』で調色してくれたカラーを使用します。
問題なくできているか少し心配です。。
あと、カラー塗装と合わせて使用するのが『ボデーペン ボカシ剤』。
商品名のとおり、元の塗装と新しく塗装した部分を適切にボカシてくれる優れものです。
ここで、タナカBの手配ミス発覚。
小容量のチビ缶が届いてました。
皆さんは、『ボデーペン ボカシ剤』は多く使うことが多いので、初めて作業する時はレギュラーサイズをそろえるようにしましょう。
ここで、塗装の際のワンポイントテクニック。
カラー塗装前に『ボデーペン ボカシ剤』を軽く塗っておきましょう。
上塗り塗装が均一な膜を形成し、キレイな仕上がりを演出します。
『ボデーペン プラサフ』同様、缶はしっかり振ってカシャカシャ混ぜてから、薄く、広くスプレーしましょう。
そして、間をおかずカラー塗装です。
こちらは、パール顔料が入っていることもあり、より念入りにカシャカシャします。
そして、『ボデーペン ボカシ剤』が乾燥してしまう前に、手早く塗装スタート。
色によって異なりますが、キズの部分が見えなくなるよう、3~4回程度、塗り重ねていくようにしましょう。
※隠ぺい力の弱いカラーなら2倍以上の回数が必要になることもあります。
1回の塗装でこんなものです。
一度に厚塗りしてしまうと、塗料がタレてしまいますので、10分程度の乾燥時間をはさみながら、2回目、3回目と進みます。
3回目終了の画像。
キズはほぼ見えなくなりました。
続いて、“裏テク”として、旧塗装との境目をよりわかりにくくするための塗装を行います。
今回はバンパー1枚のパネル塗装ではなく、ブロック塗装のため、新しく塗った塗装と、旧塗装との差が若干目立っていることもあり、その境目を分かりにくくするため、色決め塗装した部分より広く塗装することで、塗装の境目をなくし塗り跡を目立たなくします。
ここでのカラー塗装は 広く、薄く ムラが分からなくなるまで続けてください。
こちらも、3回程度の塗装で終えるようにします。
どうでしょうか?かなりキレイになったと思います。
が、元の塗装のようなツヤが足りません。
そこで、塗装の最終工程『ボデーペン クリアー』をスプレーします。
塗り方ですが、
1回目 カラー塗装にクリアーの被膜でフタをする感覚
2・3回目 ツヤ出しを意識してしっかりスプレーする
というイメージです。
クリアー塗装もスプレーするたびに10分程度乾燥させて、塗り重ねるようにしてください。
最後にスプレーダストを平滑にするため、『ボデーペン ボカシ剤』をスプレーして
仕上がった画像がこちら。
一番良い画像なのですが周辺が暗くなってしまい、ピンボケも酷く、画像も荒れたようになり、ツヤが分かりにくくすみません。
しっかりとツヤが出たことを確認して、クリアー塗装は完了です。
塗装した表面が軽く触れられる程度に乾燥したら(『マスキングシート』上の塗装を触れて確認)、マスキングを剥がします。
完全に硬化するまで放置すると、剥がすときに塗装が割れてしまうことがありますので、塗装後は必ずここまでの作業を終えておきましょう。
以上で本日の全行程終了。
秋の落日は早く、もう手持ちのカメラで写せません。
他の車で照らしながら撮影したのがコレ。
最後は暗さとの戦いで、塗装ムラなどの心配はありましたが、我ながら出来栄えはGOOD!
もう少し良い画像をご用意できればよかったのですが、すみません。今回はこの画像が精いっぱいでした。
次回帰省の際は、乾燥後の 磨き 工程の撮影を予定しています、磨き作業後にもう一度仕上がりのご連絡をさせていただきたいと思います。
では今回も匠から、バンパー補修 塗装の心得を一言。
“セルフ補修の塗装は「ボカシ塗り」が命”
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最後までブログを読んでいただいてありがとうございます!
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