2010年6月30日
神は細部に宿る?未塗装樹脂の復活

こんにちは。
ソフト99広報室のミヤカワです。
こちら関西は今日はまた綺麗に晴れ上がって、気温もメキメキ上がってじっとりと暑い日となっております。
そろそろ梅雨明けなんでしょうか。
さてさて、前回に引き続き経年劣化が気になるクルマに、今回も一箇所、見た目の若さを取り戻す手を打ってみたいと思います。
今回の対策部分はココ。
いわゆる「未塗装樹脂」といわれる部分。
この未塗装樹脂、だんだん紫外線などによる劣化で白っぽくなってきてしまいます。
クルマというのは不思議なもので、タイヤしかり、このような樹脂部分もしかりで「黒いところ」はきちんと黒く見えていないと、どうにも締まらない印象になってしまうものです。
…ここまで書いて、アレ、どこかで見たようなくだりだなぁと思ったら、この企画の時、ピストン西沢さんがおっしゃってたことでしたね(笑)。
ということで、未塗装樹脂本来の黒さを取り戻す試みをスタート。
今回頼りにするアイテムは、その名も「ブラックパーツワン」
この商品は未塗装樹脂専用のクリーナーとコーティング剤がセットになったオールインワンパッケージ。もちろん、施工に必要なクロスやスポンジも付属しています。
2種類の液剤を使用するタイプなのでボトルにも…
(Ⅰ)(Ⅱ)と大きく入っています。
この順番で作業すればOKです。
さて、では実際に作業をしてみましょう。
まずは(Ⅰ)の印がある「リキッドバインダー」を専用クロスに取りまして
施工面を綺麗にクリーニングして下地を整えます。
ぱっと見、なんともないように見えるこの部分ですが、リキッドバインダーを施工するとこのとおり。
表面に付着していた汚れをしっかりと除去しています。
同時に、「バインダー」の名のとおり、次に施工するコーティングの密着性を上げる処理が施されています。
次に、コーティング作業。
(Ⅱ)と書かれた小さいボトルに入っている「ハードクリアコート」を、専用スポンジにとります。
そして、塗り残しのないように塗っていきます。
このコーティング剤、非常に伸びが良いのが特長で、ほんの数滴でかなりの広範囲が塗れます。
5分ほど乾燥させたら、先ほどクリーナーでつかった専用クロスの綺麗な面で表面をならすようなイメージで軽く拭いて完成です。
仕上がりはこんな感じです。
左が未施工、右が施工した部分です。
黒い部分がよりしっかり黒くなって、しっかりと締まった印象になりました!
(Ⅱ)液こと「ハードクリアコート」は、ケイ素系化合物が主成分のコーティング剤。
表面に硬質で温度変化に強いクリア層を形成します。
これによって黒を引き立たせるだけでなく、汚れや白ボケの再発を防止するというわけです。
こういう部分がキリッとした黒だと、クルマも若々しく見えますね!
最近ちょっとぼやっとした印象になってきたなぁなんてお悩みの方!
よく、「神は細部に宿る」なんて申しますが、実はこんなところをちょっとケアしてあげるだけで、印象がガラっとかわりますよ。
あわせて読みたい
最新記事
-
月別アーカイブ