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2009年12月1日
何故、雪道にタイヤチェーンが必要なのか?

こんにちは。
ソフト99のミヤカワです。
先日の日曜日、ついに恐れていた事態が起こりました。
朝8時30分、出かけようと駐車場に置いてある愛車に近づくと…
窓が凍っておりました。
用意の悪い私は、解氷剤も会社に置いたまま、持って帰ってくるのを忘れておりまして…
泣く泣く車内にあった去年使った解氷ガラコのキャップ部分を使って、氷を削り落としたのでありました。
まだ体が慣れてない真冬の寒さと氷の冷たさで、ちょっと朝から泣きそうになりました。
そして今日から12月。
いよいよ冬も本番です。
本日は前回お話していたようにタイヤチェーンのお話。
これだけスタッドレスタイヤが普及している中で、何故タイヤチェーンなのか?と思われる方も多いと思います。
確かに、スタッドレスタイヤの性能も、クルマの性能も10年前、20年前と比べると格段の進歩を遂げています。
しかし、スタッドレスタイヤになくて、非金属タイヤチェーンにあるものがあります。
それが、コレ
スパイクピンです。
「スパイク」と聞くと、あるモノを想起される方もいらっしゃるかと思います。
それは、昔の雪国の必需品だった「スパイクタイヤ」。
金属のピンを直接タイヤに打ち込んで、路面をひっかきながら走るスパイクタイヤは、雪でも凍結路でもその威力を発揮していました。
北海道での装着率が95%超という過去のデータからも、必須アイテムであったことが伺えます。
しかし、スパイクタイヤには大きな問題がありました。
それは、雪のない路面での走行。
金属製のスパイクは、雪のないところでは直接アスファルトに接してしまいます。
そして硬度に勝るスパイクはアスファルトを引っかいてしまい、アスファルトの粉を大気に撒き散らしてしまう「粉塵公害」というものを引き起こしてしまいます。
このへんは当時、相当に社会問題となった部分ですので、ご記憶の方も多いかと思います。
環境問題として社会問題化して以降、最終的にはスパイクタイヤは原則禁止となり、代替として登場したのが、現在お馴染みの「スタッドレスタイヤ」。
「スタッド」はスパイクのことを指し、それがないので「スタッドレス」。
なんとなく口にしている単語ですが、こんな歴史があったんですね。
話がそれてしまいました。
タイヤチェーンは、乾燥路では取り外すことになるため、このような公害問題は発生せず、今でもスパイクを装備しています。
いわば「取り付けるスパイク」とでも言うべきタイヤチェーン。
「氷に噛み付く」スパイクが、雪道や凍結路で生み出す圧倒的なグリップ力は、今なおスタッドレスタイヤの追随を許しません。
これが今でも雪道ドライブの最終的な対策はタイヤチェーンである、と言われるゆえんです。
そのほかにも、タイヤチェーンは取り付け・取り外しができ、必要に応じて使い分けられるという点や、スタッドレスタイヤと比較すれば保管場所もコンパクトで済み、価格も比較的安価である、というメリットがあります。
しかし、タイヤチェーンにも弱点があります。
そうです。
皆さんご存知のとおりの問題です。
ずばり、取り付けが面倒なのです。
タイヤチェーンの開発は、グリップ力や登坂性能も向上させつつ、さらに大きな課題として「いかにカンタンに取り付けができるか」ということになってきます。
そこで今季、ソフト99はタイヤチェーンの取り付けを格段にラクにした新製品タイヤチェーン「タイネットデュアルロック」を発売いたしました。
さて、では一体どのようにラクになったのか。
その取り付け機構の秘密は次回!
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