2014年12月26日
丸缶ワックスができるまで

皆さん、こんにちは。久々の登板となります、クニムネです。
皆さんに日頃ご愛用いただいている、丸缶ワックスがどんな風に作られているのかを今日はレポートしたいと思います。
最近流行りの工場見学感覚でお読みいただければ、幸いです。
私たちの工場は兵庫県三田市(さんだし)の三田テクノパークというところにあります。
約30,000㎡という広い敷地に建てられている工場では主にワックスなどの製品製造と物流業務を担っていて、 約80名のスタッフがそこで働いています。
では、ここからその三田工場で日々作られている、ワックスのできるまでについてご説明しますね。
ワックスができるまでのその工程は大きく分けますと
1. 原料の計量、仕込み
2. 混合、加熱溶解、撹拌、均一化
3. 充填
4. 冷却
5. キャップ、スポンジ、ホルダー取付け
6. 箱詰め
そして出荷という流れになります。
ひとつずつより詳しくご説明しますと・・・
1. 原料の計量、仕込み
製品ごとに決められた各種原料を配合割合(レシピ)に基づき計量し、加熱、溶解槽に仕込みます。
2. 混合、加熱溶解、撹拌、均一化
加熱・溶解槽に入れた全成分を加熱・溶解し、撹拌して均一化を図ります。
仕上に顔料、香料等を投入し約3時間で液の完成となります。
3. 充填
2階よりロボットを用い、缶(容器)を供給し、充填機にてフィルターでろ過して異物を除去した後、缶に液体の状態でワックスを充填します。
4. 冷却
ワックスの入った缶容器を冷却室でじっくり冷却してワックスを固形化します。
一気に冷やすとひび割れなどの原因にもなりますので、ワックスの種類によって、冷却室の設定温度や冷却時間などを厳格に管理しています。
5. キャップ、スポンジ、ホルダー取付け
缶容器に蓋をして、ウェイトチェッカーで容量を確認します。
そしてスポンジやホルダーと呼んでいる付属品を専用の機械を使用して取りつけます。
6. 箱詰め
完成した丸缶ワックスをこのように段ボールケースに箱詰めします。
最後にパレタイザーという機械で自動的にパレットに積みこみます。
いかがですか?
皆さんが思っていた以上にオートメーション化されていたのではないでしょうか?
時々、お客様をお迎えして工場をご案内させていただくと、皆さんその自動化された工程に驚かれます。
私も初めて見た時には驚きと感動したのを覚えています。
皆さんが日頃ご愛用いただいている丸缶ワックスがこのように作られているのを知っていただくとまた違った気持ちでご使用いただけるのではないかと思います。
今日もまた工場では製品を使っていただく時の皆様の笑顔を思い浮かべながらワックスをはじめとする様々な製品を作らせていただいております。
これまでご案内してきましたことはマンガ仕立てでもご案内しています。
よろしければ、こちらも見てみてくださいね。
※ワックスの製造工程をご紹介している一連の写真や動画は同じ製品のもので全て構成されているわけではありません。ご了承ください。
あわせて読みたい
最新記事
-
月別アーカイブ