2011年7月26日
ランサーさんを再生してみる記 第1回

みなさまこんにちは。
前回、放置してひどい姿になられたランサーさんの再生を心に誓ったミヤカワです。
今回は早速、作業にとりかかっていきましょう。
しかしこの夏季の作業はいろいろ気を遣います。
まずは作業場所探しから。
幸いなことに、午後から日陰になる友人の駐車場を発見。今回はこの場所を借りることにします。
ボディが熱くないことを確認したら、改めて作業スタートです。
今回取り組むのは、一番簡単なこすりキズっぽい何か。
黒っぽいのが特徴的。
触ってみると、えぐれてるのではなく、その部分が盛り上がってるような触感です。
キズと言うより、スジ状のひどい汚れかもしれない疑いがありますね。
しかし普通に洗車したのでは落ちないんですよね…
いったいこれが何なのか。なにが原因なのか、少し考えてみましょう。
ここがいつもの保管現場です。
うん…
これだ…
この自転車、毎日出たり入ったりしています。
そのときに、ハンドルあたりでこすってついたんですね。
狭い我が家の特性上、避けられない、名誉の負傷といえます。
皆様も結構こんなキズ、あるんじゃないでしょうか。
「この暑いのに塗装か…」
愛車の負傷を見つけたみなさんは、そんな落胆をなさるのではないでしょうか。
しかし、今回のこの程度のものであれば、塗装なんぞは必要ありません。
今回の場合は、塗装自体が激しく損傷しているわけではなさそうなので、この「ツヤ仕上げキズ消しセット」で黒いスジを消してみます。
使い方は簡単。
まずパッケージの中の「1」って書いてあるチューブと、その色のスポンジを取り出し、ちょっとだけスポンジにつけます。
で、磨きます。
30秒くらい、きゅこきゅこ磨いたら、この通り。
すっきりキズ消し完了!
この「1」のチューブには、研磨力が高めのコンパウンドが配合されているので、しっかり磨いてくれます。
これでOKっちゃあOKなんですが、ここで終わらないのがこの「ツヤ仕上げキズ消しセット」の「セット」である由来。
次に「2」のチューブと、同じ色のスポンジを取り出します。
そしてちょっとだけ取って、 同じようにきゅこきゅこきゅこ…と磨きます。
で、最後にクロスでさっと拭きあげれば、この通り。
一瞬にしてツヤッツヤな仕上がりが完成。
この2段階仕上げが「ツヤ仕上げ」たるゆえんです。
ここまで、作業時間は10分ほど。
写真を撮りながらやったので10分かかってますが、実際は5分もあればできちゃいます。
あまりの簡単さに拍子抜けした私は、ついでにこんなキズがついてる給油口まわりのところも…
きゅこきゅこっとやりまして、この通り。
あっさりキズが消えてくれました。
塗装ががっつり削られたキズでなければ、この方法で簡単に修正できてしまいます。
気になるちっちゃいキズがある方、是非お試しください。
それではまた次回!
…おまけ…
●「キズの深さとかわかんない」
そんなお声が聞こえてきそうですね。
さわってもわからない場合は、キズに水をつけてみましょう。
水をつけてみて、消えればこのセットで修正可能なキズ、消えなければ塗装が必要なキズ、という判定法です。
これなら洗車のついでに簡単に、どんな対処が必要なのか知ることができます。
●「ツヤ仕上げキズ消しセット」パッケージの秘密
このアイテムを使うときは、背面からあけて使うのですが、このとき、パッケージのミシン目に沿ってきれいにはがしてやってください。
なぜなら、このパッケージ、使い終わった後に、こんな風に元に戻して、
赤い部分を、プラケースの穴に通せば…
なんと!
開封前のような状態に戻すことができるのです。
これなら、チューブもスポンジもバラバラになることなく保管できて、次回使用時も安心。
いつでもちょっと時間と場所があれば、気がついた小キズをささっと消せるので、重宝します。
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