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  4. 平成30年3月期 業績レポート

セグメント別企業戦略

当連結会計年度における我が国の経済は、企業収益は高水準を維持し、雇用及び所得環境の改善が進むなど緩やかな回復基調が継続しております。その一方で、欧米や東アジアの情勢不安が日本経済へ波及することが予想されるなど先行きは不透明な状況となっております。

 このような経済環境の下で、当社グループ(当社及び連結子会社9社)は、「生活文化創造企業」の企業理念の下、日々のくらしの中で役立つ新たな生活様式の創造を目指して事業活動に努めてまいりました。その結果、当連結会計年度の業績は、売上高23,413百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益2,747百万円(同13.5%増)、経常利益2,895百万円(同11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、一部支店社屋建替えに伴う除却損などを特別損失として計上したものの、売上高及び粗利の増加により1,919百万円(同7.2%増)となりました。

 報告セグメントごとの営業の実績は次のとおりであります。

セグメントの営業状況

ファインケミカル

国内の個人消費は緩やかに回復しております。得意先である小売店ではタイヤ値上げ前の駆け込み需要や、報道の影響を受けたドライブレコーダーの特需により好調に推移いたしました。

 新車販売については、普通車はわずかに減少したものの、税率変更により落ち込んでいた軽自動車の販売が回復し、全体では前期を上回りました。中古車販売においても前期を上回る状況となりました。

 

①一般消費者向け販売(自動車分野)

 当社の一般消費者向け販売は、小売店のサービス強化の方針に沿った製品提案や、主力のガラスケア製品の販売強化策が奏功し、好調に推移いたしました。自動車ボディお手入れ製品は、年末年始や春の洗車需要でシャンプーや洗車用品の販売が増加したことで前期を上回りました。ガラスお手入れ製品は、小売店において撥水剤「ガラコシリーズ」のタイアップ企画を行ったことや、ワイパーがメンテナンスメニューへ導入されたことで前期を上回りました。リペア製品は補修ケミカルの販売が増加し前期を上回りました。また、降雪が多かった東日本を中心にタイヤチェーンの販売が進み、これらにより一般消費者向け製品販売全体では、前期を上回る結果となりました。

②業務用製品販売(自動車分野・産業分野)

 当期は当社ブランドのコーティング剤、自動車メーカー向けOEM製品ともに自動車販売の好調を背景に販売が増加いたしました。また、ディーラーを中心とした法人に向け、ワイパーなど消費財の販売を強化したことが奏功し、業務用製品販売全体でも前期を上回る結果となりました。

③家庭用製品販売(生活分野)

 主力のメガネケア製品において、くもり止め製品がマスクの関連購買品として花粉及び風邪対策売場へ導入され、長期的な展開を行ったことで前期を上回る結果となりました。

④海外向け販売(自動車分野)

 中国では、インターネットでの販売が増加しガラスケア製品を中心に日本からの輸出が増加いたしました。また、上海現地法人からの出荷も増加し、全体で前期を上回りました。

 中国を除く東アジアでは、台湾、韓国において日本式の売場提案型の営業活動やインターネット販売など新たな活動に取り組み、前期を上回る結果となりました。

 東南アジアではベトナムやシンガポール向けの出荷が増加し前期を上回りました。

 ロシアでは、主力のボディコーティング剤やメンテナンス剤の販売が好調で前期を上回りました。

 その他、EU市場及びインドへの販売が伸長したことや、ブラジルを中心とした中南米からの継続的な受注があり、これらの結果、海外向け販売全体では前期を上回る結果となりました。

⑤TPMSの企画開発販売(自動車分野)

 運輸運送会社の新規購入車両への導入が進み、前期を上回る結果となりました。

 

 これらの結果、当連結会計年度におけるファインケミカル事業部門の売上高は11,437百万円(同5.8%増)となりました。営業利益は、伸長した海外事業での利益改善などにより1,423百万円(同9.0%増)となりました。

ポーラスマテリアル

①産業資材部門(産業分野)

 産業資材は世界中でIoTなどの技術開発が進み、半導体市場において設備投資が活況となったことを背景に好調に推移いたしました。国内向け販売は、高品質・高清浄度の洗浄部材の提供で大手半導体メーカーの新ラインに採用され販売が増加いたしました。海外向け販売においても、米国及び韓国のメーカーを中心に使用が増加し、前期を上回る結果となりました。

 

②生活資材部門(自動車分野・生活分野)

 生活資材はPVAの吸水力の様々な用途への展開を目指して製品開発・販売に取り組んでまいりました。国内向け販売は、家庭用吸水製品はラインナップ拡充により小売店において単独売場を展開するなど好調に推移し、自動車用製品は生産体制を整備し旺盛な需要に対応したことで前期を上回りました。海外向け販売は、米国において吸水セームが幅広い用途での使用が拡大し、前期を上回る結果となりました。

 

 これらの結果、当連結会計年度におけるポーラスマテリアル事業部門の売上高は5,461百万円(同5.5%増)となりました。営業利益は、売上高の増加による工場の稼働向上が利益率の改善につながり、837百万円(同19.9%増)となりました。

サービス

①自動車整備・鈑金事業(自動車分野)

 コーティングやプロテクションフィルムの施工サービスが好調であったことや、各工場の顧客構成を見直し、スループットの改善をはかったことで前期を上回る結果となりました。

②自動車教習事業(自動車分野)

 当期より開始した準中型免許の教習受講者が増加したことや、法人向け研修を強化し、地域の交通局へ継続的な研修を行ったことで前期を上回る結果となりました。

③生活用品企画販売事業(生活分野)

 生協向け販売において、幅広い商品提案を行ったことや紙面レイアウトの工夫により企画採用数が増加し、前期を上回る結果となりました。

 

 これらの結果、当連結会計年度におけるサービス事業部門の売上高は5,059百万円(同2.4%増)となりました。営業利益は209百万円(同45.5%増)となりました。

 

不動産関連

①不動産賃貸事業(生活分野)

 保有物件の稼働率が上昇したことや、一部不動産を賃貸化したことで前期を上回る結果となりました。

②温浴事業(生活分野)

 季節のイベントの実施や飲食メニュー及び物販の充実をはかり客単価向上に努めたものの、一部店舗での設備故障により来店客数が減少し、前期を下回る結果となりました。

③介護予防支援事業(生活分野)

 登録会員の利用件数を増やす取り組みが奏功し、前期を上回る結果となりました。

 

 これらの結果、当連結会計年度における不動産関連事業部門の売上高は1,455百万円(同1.0%増)となりました。営業利益は269百万円(同2.7%増)となりました。

 ファインケミカルポーラスマテリアルサービス不動産関連
売上高 11,437 5,461 5,059 1,455
営業利益 1,423 837 209 269
(単位:百万円)
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