冬場のドライブ注意ポイント　自戒を込めて6項目

こんにちは
ソフト99のミヤカワです。

数日前のニュースですが、いよいよ路面凍結が原因の事故が発生し始めているようです。
積雪の報せも聞くようになり、12月ももうすぐですから、冬も本番といったところでしょうか。
我が家から程近い六甲山でも、そろそろ「凍結注意」の表示が出始める頃です。

冬場のドライブやレジャーというと、夏場とはまた違った楽しみがありますが、一方で急な降雪による交通規制や凍結による運転上の問題など、それなりの備えが必要となります。

かくいう私も、冬場のドライブでは何度か苦い経験をしておる当人でございます。

なので今日は、自戒の意味も込めて冬場のドライブの一般的な注意点6項目をまとめてみました。

まずその１
「時間にゆとりのある計画」
これは夏場でも一緒ですね。ゆとりのない計画だと無理な運転を強いられたり、好ましいことはありません。何事も余裕をもって楽しみたいですね。

その２
「安全速度での走行としっかりとした休憩」
その１に関係しますね。
冬場の特徴は夏場よりも「安全速度」の幅が広いことがあげられます。
積雪や凍結があるような路面環境下だと、「安全」といえる速度は大幅に下がります。
外気温と路面状況を常に確認しながら運転する必要があります。

その３
「早めの燃料補給とディーゼル車の燃料に注意」
交通規制や事故で渋滞・ストップしても、厳冬地の場合には暖房を維持するためにエンジンを切ることができず、予想以上に燃料を消費してしまう場合があります。
スキー場近辺などで渋滞にはまったことのある方は、経験あるんじゃないでしょうか…。
また、軽油は普通売られている軽油のほかに、寒冷地向けの軽油というものがあります。
普通の軽油は-2～-3度くらいでシャーベット状になり、エンジンが始動しなくなることがあります。
この状態を避けるため、ディーゼル車の方は現地のガソリンスタンドで寒冷地向け軽油を給油することをおすすめします。

その４
「スキーキャリア等、車外装着物のチェック」
付けっぱなしで安心してしまうスキーキャリアなどの装着物ですが、緩み等があると高速道路の移動中などに落下の危険性があります。
念のため、途中の休憩地点で点検しましょう。

その5
「クルマの屋根・タイヤハウス・ラジエーター前の雪落としはこまめに実施」
屋根に雪が積もったまま走行すると、雪が塊になって落下する場合があり、後続車両に大変危険。
また、タイヤハウスに溜まった雪は氷の塊になることがあり、可動部分などに詰まってしまうとハンドル操作を妨げる可能性があります。
ラジエーター前についても、雪が溶けかけたまま凍り、通風を妨げて最悪オーバーヒートすることがあります。
私も過去に一度、雪中運行で凍結によるオーバーヒートを経験しました。あんなに寒い場所なのに起こるときは起こるんですねぇ…。氷を除去すれば、さすがに冷えるのは早かったですが。

その6
　「タイヤチェーンを携行しましょう」
はい。よく高速道路上で表示されているまんまの文章が出ました。
例えば高速道路ですと、積雪・凍結による交通規制は各都道府県の道路交通法施行細則によって違いますが、スタッドレスタイヤのみで走行できる場合と、スタッドレスタイヤにさらにタイヤチェーンが必要な場合もあります。
また、除雪が十分でない道や、ミラーバーンになってしまった路面などでは、タイヤチェーンによってより強いグリップを得ることができます。

さて、いかがだったでしょうか。
普段雪道を運転されている方にはあたりまえのことであっても、あまり降雪のない地域に住んでいる人間にとっては知らない注意点がいっぱいあります。

そのくらい、クルマを走らせることに神経を使う環境だと言うことなんですね。

1～5までは、気をつける+少しの作業でなんとかなるものですが、問題は「その6・タイヤチェーン」。
取り付けとかは教習所で習ったけど、もう憶えていない…なんて方も多いんじゃないでしょうか。

そこで次回は、「タイヤチェーン」にターゲットを絞ってお話させていただきたいと思います。